昨年のタイ新車販売 前年比減の100万台 

トヨタモータータイランドは、昨年のタイの新車販売台数が前年比3.3%減の100万7,552台と発表した。乗用車は同0.3%減の39万8,386台、商用車は5.1%減の60万9,166台といずれも前年比減となった。今年の新車販売台数に関しては6.7%減の94万台と予測した。

トヨタとしては昨年、タイで5.5%増の33万2,380台を販売。乗用車は4.7%増の11万7,708台、商用車は5.9%増の21万4,672台だった。完成車の輸出は10%減の26万4,775台だった。今年の新車販売目標は6.7%減の31万台とした。

菅田道信社長は昨年の国内の状況について「米中の通商問題が間接的にタイ経済に影響した。ローン審査も厳格化された。現場では、タイのお客様の消費マインドが冷えてしまったことを強く感じた」と話した。記録的なバーツ高に関しては「輸出の採算に悪影響を及ぼしている。我々の生産性向上、原価低減の努力を上回るスピードでバーツ高になっている。輸出競争力が相対的に落ちているのは事実」と述べた。

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