日本音響エンジニアリングがサウンドラボをタイに開設

2019.12.23

テレビ局や音楽スタジオの音響設計、施工などを手掛ける日本音響エンジニアリングが昨年1月に設立したNOE Asia Pacific CO., Ltd.(以下、NAP) ではこの程、最新の音響技術を体験できるNAP Sound Laboratoryをバンコク市内に開設する。

NAPのオフィスが入る商業施設内に設置された。床は遮音効果を高める浮床構造とし、壁も強固な二重構造。「放送局並みのクオリティ」(日本音響エンジニアリング、山下晃一取締役)という遮音性で、周囲のテナントを気にせず、大音量で音楽を再生することができる。室内には、森の音環境の良さから着想を得た同社のルームチューニング機構「AGS(Acoustic Grove System)」を採用。AGSは大きさの違う複数の木の柱で構成された壁材で、低域の部屋鳴りの抑制や中広域の緻密な響きなどを実現する。ほか、日本のNHKでも標準採用されているモニタースピーカー「NES 211ST」など高品質の機器によるオーディオも体感できる。また、官能検査などを行う産業向けの聴感トレーニングも体験できる。

今後、AGSはタイでも来年から愛好家など向けに販売する予定で、内覧会にはタイ人関係者も招待された。反応は上々だったようで、「タイの方は非常に耳が良く、的確に反応していただけた。可能性を感じる」とNAPの髙島和博MDは話す。日本では業界大手でも、タイでの実績はこれから。今回の開設により、「我々の提案を実際にタイのお客様に聞いていただける」(髙島MD)と、一層の事業拡大が期待される。

記者も実際にサウンドラボで音楽を聞かせてもらったが、今まで聞いたことがないような音の響きを感じることができた。

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