2021.02月号

ArayZコラム

ミャンマーで反クーデター運動 、タイでも使われた3本指が浸透

souce:https://www.khaosod.co.th/newspaper-column/blunt-opinion/news_5902254

2月1日、ミャンマー国軍が全権の掌握を宣言し、クーデターが発生しました。
軍側は昨年行われた総選挙での与党NLD(国民民主連盟)による不正を主張しているようですが、アウンサンスーチー国家顧問らは国軍に拘束され、ミャンマー国内では市民による抗議活動が連日発生。国境を越えてタイや日本のミャンマー大使館前でも抗議集会が行われました。

これらの抗議活動において人差し指、中指、薬指の3本を立てるサインが市民たちに使われています。ご存知の方も多いと思いますが、この3本指のサインは2012年に初公開されたアメリカ映画「ハンガー・ゲーム」シリーズにおいて使用されたものです。映画の中では当初、哀悼や尊敬の意味で使われていましたが、やがて主人公たちが対峙する支配者への抗議の意味を持つようになります。

映画公開後、この3本指のサインが現実の世界でまず使われたのがタイでした。タイは14年にクーデターによって当時のインラック政権が崩壊し、軍政がスタートしました。その際、軍政への抗議のシンボルとして3本指のサインが登場しました。

タイでは今でこそ比較的自由にこのサインを表せますが、クーデター直後は軍政も取り締まりを厳しくしており、公共の場でこのサインをしただけで当局に拘束される事例があったほか、一部の映画館では14年公開の「ハンガーゲーム」シリーズ最新作の公開を取り止めるなどの影響もありました。

今回のクーデターでは、日本ではキリンがミャンマー国軍と取引関係にある現地企業との合弁事業を中止すると発表し、タイでも工業団地開発大手アマタ・コーポレーションがヤンゴン郊外で予定されていたスマートシティ開発の一時中断を表明するなど、ビジネス界にも影響が広がっています。

ともあれ市民の安全と一日も早い事態の解決を願うばかりです。
 

ミャンマーでの抗議活動を伝えるニュースはこちら

https://www.thairath.co.th/news/foreign/2025591

https://www.khaosod.co.th/newspaper-column/blunt-opinion/news_5902254

https://www.prachachat.net/economy/news-606611


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