お勧めの経営に資する勉強テーマ

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A:明けましておめでとうございます。 昨年はとにかく大変な一年でしたが、今年は良い年になるように頑張ってまいりましょう。
さて、ご質問への回答ですが「自分自身について勉強する」というのはいかがでしょうか。忙しく日常を過ごしていると、自分自身以外の何かを気に掛けることは多くなる一方、自分自身についてよく理解する機会を持つことは難しいものです。
他方、心身の健康の保持や仕事上のリーダーシップの発現においても、自分を理解することは非常に大事なことであるとされています。
古代ギリシアの哲学者であるタレスの言葉にも「最も困難なことは、自分自身を知ること」とある通り、非常に難しいことなのも確かです。
そこで今回は、そのための一助となるツールとして私自身や会社経営の中で使用している4つを紹介させていただきます。
④以外は全て無料で診断可能です。
① DiSC
ある環境下で人がどのように行動するかを測定し、人を否定的に判断しない「D主導」「i感化」「S安定」「C慎重」の行動特性で整理するものです。 弊社の従業員研修でも使用しましたが、シンプルで興味深いツールです。在タイ大手日系企業でも、社内のコミュニケーションツールとして使用していると聞いたことがあります。
② MBTI
https://www.16personalities.com/ja
人がその人自身の世界をどう認識し、物事の決定をしていくのかについての心理的な選好を16の区分で整理します。 米国のビジネススクールに留学した際、入学直後に受けたことを覚えています。特に欧米で居住した経験のあるタイ人の中でも利用者が多い印象があり、自己紹介にも使えます。
③ エネアグラム
人の性格タイプを9つに分類し、タイプごとの世界観、動機、特性を明らかにします。タイでも講習が行われており、面白いツールです。
④ ストレングスファインダー
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/253634/ホーム.aspx
自分自身について、34の強みの中から何が上位の強みなのかを教えてくれるツールです。これも米国留学中に受診したことがあります。 一般的に成長というと弱みの改善が注目されますが、このツールは強みを伸ばすことについてフォーカスしたアプローチを提供してくれます。
役に立つかどうかは元より、自分を知るというのは単純に面白いことでもあり、是非いろいろ試してみられると良いと思います。
それでは、今年も一年どうぞよろしくお願いします。
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倉地 準之輔
日本で大手監査法人、外資系企業勤務を経て、2013年来タイ。外資系会計事務所のジャパンデスクにて日系企業向けコンサルティング業務に従事した後、15年10月にBizWings (Thailand) Co., Ltd.を設立。経営コンサルティング業務を提供し、現在に至る。公益財団法人東京都中小企業振興公社タイ事務所経営相談員。ジェトロ中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーター。公認会計士(日本)。東京大学経済学部経営学科、米ケロッグ経営大学院卒業(MBA)。
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