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時事通信 特派員リポート

【シンガポール】コロナ流行国からも出張OK=「隔離不要」で受け入れ(シンガポール支局 新井 佳文)

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    どの国・地域からでも隔離不要で出張者を受け入れ、すぐにビジネス活動できます――。

    シンガポール政府はそんな仕組みを設けるため、チャンギ空港近くに2月18日、短期出張者専用の宿泊施設を開設した。新型コロナウイルス流行下でも世界の人々が安全に交流できる場を提供し、観光や航空産業の復活を支援する考えだ。

    外出禁止、会議は密閉ガラス越し

    新施設の名称は「コネクト・アット・チャンギ」。利用者は入国後14日間の隔離が免除される。施設に到着後、シンガポール在住者らと会議を開くなど、ビジネス活動を速やかに始められる。

    ただ感染予防のため、幾つかの厳しい制約が課される。滞在中、外出は一切禁止。入国時に加え滞在中も定期的に感染検査を受ける。会議室には天井から床までぴっしりと密閉ガラスがはめ込まれており、対話はインターホンを使う。部屋への食事は従業員と接しないよう、配膳コーナーを通じて提供される念の入れようだ。

    「隔離不要」とPRしているが、事実上、出張者は施設で隔離状態に置かれる。

    新施設は、政府系投資会社テマセク・ホールディングスなどが建設を担当。同社幹部は記者会見で、新施設で「多様なビジネス会合を開ける」と力説。弁護士の同席を必要とする法務交渉やプライベートバンクの会合が想定されるという。

    利用料金は1泊384シンガポールドル(約3万円)から。空港との送迎、1日3食、PCR検査費が含まれる。

    もちろん、コロナが落ち着いている国からの訪問者は新施設を使う必要はない。「グリーンレーン」という枠組みに基づき、入国後の隔離免除で街中で活動できる。

    8月にダボス会議

    シンガポールでは8月17日~20日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が開かれる。政府はダボス会議を成功させ、コロナ流行下でも安全に会議を開催できる運営能力を誇示し、MICE(報奨旅行、会議、展示会)誘致に向け「優位な立場に立つ」(チャン・チュンシン貿易産業相)構想を描く。

    予行演習さながら、数百人規模のビジネス会合が何度も開催されてきた。会合では、出席者全員に入場前、短時間で感染が分かる抗原検査を義務付け。海外からの参加者には滞在中、コロナ接触者追跡アプリ「トレーストゥギャザー」の利用を求めている。

    ダボス会議では、ビジネス会合や新施設で培ったコロナ対策の知見をフル活用する構え。会場としては、ホテル、カジノ、会議場を備えた統合型リゾート施設(IR)「マリーナベイ・サンズ(MBS)」が有力候補に浮上する。政府としては、MBSを丸ごと隔離状態にして、地元住民への感染拡大を阻止する方針だ。

    ダボス会議が予定される8月にコロナ情勢が世界的に落ち着いているかは不透明。ただ、少なくとも東京五輪・パラリンピックよりは、ダボス会議の方が開催される確率が高そうだ。対策が「ザル状態」に見える日本と比べると、強権国家シンガポールのコロナ対策は緻密で、抜かりがないように映る。

    ※この記事は時事通信社の提供によるものです(2021年3月3日)

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