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時事通信 特派員リポート

【ベトナム】新型コロナ克服へ依然、視界不良=ワクチンパスポートにも慎重論

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    新型コロナウイルスの流行により、ベトナムで最も深刻な影響を受けるとされる航空、旅行業界。世界各地で複雑な感染が続く中、国際線の運航が認められ、多くの外国人観光客の受け入れが再開する目処は依然立っていない。

    最近では新型コロナワクチンの接種証明書(ワクチンパスポート)による渡航制限の緩和を期待する声も出始めたが、早期の導入には慎重な意見が聞かれる。新型コロナ克服への視界はまだ開けてこない。

    ワクチン接種を開始

    ベトナム政府は3月8日、英国の製薬大手アストラゼネカの輸入ワクチンの接種を開始した。新型コロナとの闘いで最前線に立つ医療関係者を中心に、ワクチンを投与している。欧州で見られた接種後に血栓が発症した事例などからワクチンの安全性を懸念する声が上がったが、保健当局は「ベトナムでの事例は、想定された範囲内の副反応」(国立衛生疫学研究所=NIHE=幹部)などとして、接種を続けている。

    ベトナム保健省は各国とのワクチン調達協議を進めつつ、国産ワクチンの開発・実用化を急ぐ。ただ、9600万人規模の人口を抱えるベトナム国内でワクチン接種を普及させるのには時間が掛かりそうだ。

    世界各地では、ワクチン接種を示す証明書を導入する動きが出ている。欧州連合(EU)では、域内で共通の証明書を導入する案が公表され、具体化に向かいつつある。ベトナムでは、グエン・スアン・フック首相が導入に向けた検討を指示した。

    外国人旅行者の激減で低迷する航空、旅行業界などは、ワクチンパスポート導入による渡航制限の緩和を期待する。ただ、専門家の間では、ベトナムが新型コロナの流行を十分に抑え込んでいる状況を踏まえ、「拙速な導入は避けるべきだ」「世界的にワクチンが普及してからでも遅くない」などと、慎重な対応を促す意見が根強い。

    航空業界、人員削減でしのぐ

    ベトナム航空は2020年に11兆ドン(約528億円)を超える赤字となった。旅行大手ベトラベルも900億ドン弱の赤字を計上し、航空、流行業界は軒並み厳しい決算だった。

    難局を乗り切るため、航空各社は経費を抑制しつつ、従業員の賃下げ、人員削減に踏み切った。ベトナム・ニュース紙によれば、20年のパイロットの給与は前年比50%下がった。客室乗務員は約48%、地上職は約45%カットされた。

    ベトナム航空は20年上期に地上職の職員を3分の1削減したという。外出禁止を含めた厳格な制限措置が全国で実施された同年4月には、およそ半数の従業員に無給での休暇を取得させた。他の航空各社も厳しく、政府に支援の手を差し伸べるよう訴えている。

    旅行業界でも、外国人観光客でにぎわっていた高級ホテルは閑古鳥が鳴いている。宿泊事業者の中には、当面の収入を確保しようと、ホテルを外国人専門家らの隔離施設に急遽切り替えたところもある。

    各社とも徹底したコストの削減や資金の確保に取り組んでいるが、長引くコロナ禍の出口は依然見えない。まだしばらく苦境に堪え忍ぶ日が続きそうだ。

    ※この記事は時事通信社の提供によるものです(2021年3月24日)

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