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導入企業急増中!最新クラウド事情

米国防総省でも採用されたクラウドとは

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    今、インターネット社会と切り離せない関係になったクラウドサービス。今後、タイでも導入する企業が増えると見られている。企業のクラウド導入を支援するクラスメソッド(タイランド)の三並慶佐代表が改めてクラウドについて6回に分けて解説する。

    従来、私たちはパソコンなどの中にあるソフトウェアやデータを利用していました。クラウドはインターネットなどのネットワークを通して、それらを提供するサービス形態です。

    2019年10月25日に米国防総省がクラウドの競争入札を行い、マイクロソフトが10年間で最大100億ドルの契約を勝ち取ったと発表しました。入札にはアマゾンをはじめとする大手クラウド企業が参加。様々な観点から話題になりましたが、最も注目すべきは米国防総省のようなセキュリティを最重要視する組織でも採用するまでにクラウドのビジネスが拡大したことだと思います。今回はクラウドとは何なのか、どのようなビジネス環境なのかを説明します。

    クラウドサービスと言ってもいくつかの種類があります。

    IaaS(イアース)は、Infrastructure as a Service(サービスとしてのインフラ)の略で、サーバを時間単位で貸し出して使うサービスです。今まではハードウェアとしてのサーバを購入し、その保守管理を行って使っていました。IaaSでは1時間単位で利用でき、①初期費用が不要、②使用分だけ費用になるためコストを削減、③保守運用の負担軽減、といったメリットが得られます。

    PaaS(パース)はPlatform as a Serviceの略で、アプリケーションの開発や管理に必要な環境を提供します。

    SaaS(サース)は、Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)の略になります。今まで購入してパソコンにインストールしてから使っていたものを、月額などを払いオンライン上で使用可能なソフトウェアになります。

    IaaS 市場規模(2019年)

    有名な例で挙げるとGmailです。昔はメールソフトを購入してからインストールをして設定を行っていました。今ではブラウザからGmailにアクセスすることでメールソフトの機能がすべて使えます。サブスクリプション型のソフトウェアサービスなどもあります。

    IaaSに関しては主な事業者としてアマゾン、マイクロソフト、アリババ、グーグルなどがあります。アマゾンのAWS(Amazon Web Service)がIaaSを始めたのが06年。その後、急激に市場が広がり、19年には全世界で約4.8兆円という規模になりました。全世界で利用企業が増えており、今後はアジアでも大きな成長が見込まれています。

    IaaSの利用用途は多岐に渡ります。基本的なウェブページの運用から、近年話題のAI、ビッグデータ、IoTなどのシステムでもIaaSを基盤としていることが多いです。その他、社内のネットワークリソース自体をIaaS上に構築し、コスト削減を行う事例も増えています。

    次回はクラウドをなぜ使うのかというテーマで、クラウドを利用するメリットなどについて紹介します。

    寄稿者プロフィール
    • MD 三並慶佐
    • classmethod(Thailand)Co., Ltd.MD 三並慶佐

      2000年法政大学工学部電子情報学科卒。日本で15年間以上のWEB、エンタープライズやソーシャルゲームなど多くのシステム開発を行う。16年青年海外協力隊として、タイ国トラン県にコンピュータ教師として赴任。20年クラスメソッドタイランドを立ち上げ、タイでクラウドの導入支援を行う。

    Classmethod(Thailand) Col.,Ltd

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