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タイ・ASEANの今がわかるビジネス経済情報誌アレイズ

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サシン経営大学院日本センター 藤岡資正所長コラム

今、日本の学生に足りないものとは【サシン教授が語る】

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    サシンマネジメントコンサルティング所長
    サシン経営大学院デュプティ・ディレクター
    チャイポン・ポンパニッチ 氏

    英国ケンブリッジ大学で博士号取得後、マッキンゼーでのコンサルタント勤務を経て、現在はサシンマネジメントコンサルティング所長兼サシン経営大学院デュプティ・ディレクターを務める。

    今、日本の学生に足りないものとは

    ここ10年間で学生にどのような変化がありましたか

    まず、世代交代が起こっていると感じています。X世代から始まって、Y世代、そしてまた新しい世代に代わってきている。彼らは育ち方が違いますよね。テクノロジーとともに育ち、テクノロジーに対して非常に親和的です。インターネットで検索すれば、ある程度の情報は簡単に手に入ります。つまり、彼らが知りたい情報は自分で検索することができる。

    そのような世代の学生に対し、大学も今までと同じように教えるのではなく、変わらなければならないと思います。学習というコンセプトが、これまでのジャストインケースからジャストインタイム、ジャストインバウンドに変わってきているのです。

    学習の仕方もまた変化しています。すぐに使える知識を得たいと思う学生が増えてきて、それに伴い大学では、学生が実社会で働けるよう会計、財務、その他多くのことを教えようとしていますが、学生は実社会ですぐに使えるものを求めているため、知識だけでなく、スキルも必要になります。だから、私たちはアクションラーニングに重点を置いているのです。教室の中だけでなく、実生活の中で知識を応用することが大事で、MBAのコアコース終了後に、企業と共同でアクションラーニングというプログラムを実施しています。

    学生のモチベーションを保つためにどのようなマインドセットが必要だと思いますか?

    私は日本に留学していましたので、日本人の生徒と一緒に共同作業をした経験もありますし、日本人の友人もいます。ただ次世代を担う日本人は、意欲や野心に欠けるところがあります。タイでも同じような考えの人たちがいて、彼らも何をするにも控えめなようです。

    野心というと少々言葉が強すぎるかもしれませんが、日本人やタイ人の学生にも学びたい、成功したいという意欲を持った学生はもちろんいます。そういった学生へのアドバイスとしては、もっと国際的な視野を持つべきだと思います。もっと外に出て、いろいろな国の違いを知ることで、人との付き合い方を学べるといいなと思います。

    なぜ日本の学生が減り続けているのでしょう?

    日本は居心地が良すぎるのかもしれませんね。私の経験でも、日本での生活はとても楽しくて、アクティビティもたくさんあって、いい友達もたくさんいました。日本の学生が外に出たがらないのもわかる気がします。

    しかし、海外に目を向ける、視野を広げる。それが教育のもう1つの目的です。教室で勉強するだけでなく、何か他のことをする機会が必要です。課外活動をするということです。交換留学もその1つで、より多くの経験をすることができます。サシンの場合、60校以上の国際的なパートナーがおり、学生は行きたい国や学校を選択することができます。

    日本センターを設立してもう10年になりますね

    タイへの直接投資を見ても、日本の存在感は大きいです。タイにはすでに多くのインフラ、特に製造業が存在しており、両国の間には強い絆、強い関係があります。文化的な面でも私たちはよく似ており、一緒に仕事をするのも難しくはありません。

    日本からタイへ、タイから日本へ、2国間の交流は非常に盛んです。ですから、コラボレーションにはもっとチャンスがあると思いますし、ビジネススクールを始めるにあたっても、これまでは、アメリカやヨーロッパのモデルに重点を置いてきましたが、これからはもっとアジアに目を向けたいと考えています。アジアや日本とのコラボレーションは、重要な戦略的パートナーシップの1つです。

    タイが中所得国の罠から抜け出すためには、イノベーション主導の経済へと発展していく必要があります。日本とタイの連携もハード中心から、ソフト中心、特にヒトの連携を加速させていかなければなりません。


    1982年設立。提供される学位の多くがケロッグ経営大学院とのジョイントディグリーである点が特徴的で、特にマーケティングとファイナンスの分野に強みを持っている。MBA、EMBA、HRM、HRMディプロマ、PhDなどの学位プログラムを有しており、正規生として毎年約700名が在籍している。

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