ビジネス・経済 2019.11月号

現場の省エネと職場環境の改善に貢献

ASEAN地域で活躍する企業を紹介
サワヤ(タイランド)


平木 良和●ひらき よしかず

工場・倉庫といった建物の金属折板屋根用に開発された遮熱・断熱シート「冷えルーフ (Roof Umbrella)」。平木氏の故郷・石川県に本社を置くサワヤの主力製品で、工場などの屋根に設置することで、直射日光を遮断し、製造・作業現場の室温を下げるほか、雨音の防音効果をもたらす環境に優しいシステムだ。

サワヤがタイ現地法人を2012年11月に設立して以来、暑熱や雨音に悩む日系企業を中心に、省エネ対策を提案してきた。平木氏は、「日系企業の工場を中心に販売・施工実績を積み上げてきました。一年中暑いタイにぴったりの製品で、空調設備を設置している工場でも節電ができると好評を得ています」と胸を張る。

慢性的な技術系人材不足は日本人経営者の頭痛の種になっているが、「暑さが和らぐことで、作業場の環境が改善されます。その結果、離職率が低下し、生産性と効率性の向上にもつながります」と説明する。

近年「冷えルーフ」のOEM生産をバンコク近郊で開始したほか、「METALEX」などの展示会に定期的に出展し、ブランドの知名度向上と新規顧客の開拓に力を入れている。

冷えルーフ以外の事業展開も視野に入れる。すでに開始している技術人材の育成支援プログラムと切削油リサイクル装置 「SCHAUBER」の販売に加え、リサイクルガラス製品の本格輸入を検討している。日本で中間処理された蛍光管ガラスを主に使用し、オリジナル製品やガラス製品に至るまでの循環型社会に適した商品の企画・製造・販売を行っており、「バンコク市内の高級ホテル内のレストランですでに納入されています」と期待を示す。

モータースポーツ好き

在タイ歴15年を数える平木氏は、某日系新聞の営業部長などを歴任して現職に就いた。「バンコクの風景はかなり変わりました。これまで築いてきた人脈を活用して、仕事だけでなく私生活でも充実した日々を送っています」と語る。

「最近のマイブームはモータースポーツで、シンガポールなどで開催される自動車レースをアイリッシュパブで観戦します」。特に、タイ人初のF1ドライバーとなったアルボン氏(レッドブル・ホンダ所属)の活躍に期待していると目を輝かせる。自身も運転好きで社用車で取引先を回るほか、パタヤにあるゴーカートサーキットで疾走するという。

スポーツは以前、定期的にマラソン大会に参加したり、ゴルフを楽しんでいたが、今後は高校生の時に取得したダイバー・ライセンスを引き出してダイビングを再開することを検討中。余暇は「街の空気感が心地良いクアラルンプールによく出没して、買い物や食事を楽しんでいます。もちろん事業機会も探っています」と近隣国の動きを注視することを忘れない。

SAWAYA(THAILAND)CO., LTD.
779/2 Soi SuwanMani (Soi23) Pracha Uthit Road, Sam Sean Nok, Huai Khwang, Bangkok 10310
TEL:+66-2-101-2021
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