2016.11月号

ASEAN BUSINESS PERSON

ネットワークインフラ事業者として 日系企業の通信品質を確保する

ASEAN地域で活躍する日系企業を紹介
ASEAN×BUSINESS×PERSON
IIJ Global Solutions (Thailand) Co., Ltd.

asean business person
MANAGING DIRECTOR
松永宏之 まつなが ひろゆき

ネットワークインフラ事業者として日系企業の通信品質を確保する

1990年代、日本初の国内インターネット接続業者として創業した株式会社インターネットイニシアティブ。現在ではクラウドをはじめとするアウトソーシングサービス、WANなどのネットワークサービスの提供に加え、ネットワーク・システムの構築・運用・保守など、総合的なソリューションサービスを展開している。

2010年、同社によるAT&Tジャパンのネットワーク・アウトソーシング・サービス事業の買収で設立されたのが、株式会社IIJグローバルソリューションズだ。日本品質のサービス・ソリューションの提供でタイ進出日系企業をサポートすべく、12年には現地法人が設立された。
16年5月、タイ法人に着任した松永氏は日本のIIJで金融機関を担当、システムインテグレーションなどサービス・ソリューションの提供に携わった経験を持つ。タイは国内のモバイル通信環境はハイレベルだが、国外に対するインターネットの通信が弱く、「日系企業が日本本社をはじめとする国外拠点と、テレビ会議やデータ共有などを支障なく行える通信品質を確保しなければならない」と話す。
「日本の企業が国内だけでビジネスを成立させられる時代ではなくなってきました。海外展開するお客様企業が、進出先においても高品質でコスト効率の高いIT環境を得るには、現地の最適なネットワークインフラと安定的なシステム基盤の構築が求められます。IIJでは、お客様が業務で必要とするアプリケーションサービスやプロジェクト管理のコンサルティングなども提供していますが、あくまでも事業のメインはインフラの構築です。既に大容量の高速インターネットバックボーンをアメリカ、ヨーロッパ、アジアに延伸、世界を一周させることで、日本と海外の間で遅延を最小限に抑えた安定した接続環境を実現しており、ASEAN各国との接続も強化しています」。

迫るIoTの波、いつ対応するか

IIJは現在、世界7ヵ国10都市にグループ拠点を設け、70ヵ国以上でサービス・ソリューションを提供している。近年はASEAN地域のクラウド市場参入に注力しており、シンガポール、インドネシアに続いてタイでも有力財閥系企業のひとつであるTCCグループ傘下、TCCテクノロジー社とパートナーシップを締結、クラウドサービスの提供を開始したばかり。TCCテクノロジー社はタイで唯一、SAP認定のホスティング/クラウドサービスプロバイダ両方の認定を取得している現地データセンター大手企業だ。
「日本では今や、クラウドは当然の如く検討されるべきインフラとして認識されていますが、タイではまだ一部の大手で採用され始めた段階です。タイは世界的にも大規模な製造拠点であり、今後到来するであろうIoTの波に対応するためにも、集めたデータを解析し、活用、アウトプットするクラウドは重要なツールです。情報は蓄積されるほどに大きくなり、通信時間も管理費用も掛かってきます。クラウドに変えなければならない時がくるまで待ていれば、それだけデータは嵩みます。今は良くても、将来を思えば早い対応がベターです。タイのクラウドニーズは年率40%の成長が続く見通しで、ニーズが高まればセキュリティなども早いスピードで追いついていくことでしょう」。

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株式会社IIJグローバルソリューションズ
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
+81-(0)3-6777-5700(代)

IIJ Global Solutions (Thailand) Co., Ltd.
9th Fl., Park Ventures Ecoplex, 57 Wireless Road,
Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330
02-255-3601
www.iijglobal.co.jp/thai

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