2014.11月号

ASEAN BUSINESS PERSON

空いている駐車場を有効活用する 質の高い駐車場運営・管理サービスを提供

ASEAN地域で活躍する日系企業を紹介
ASEAN×BUSINESS×PERSON
Nippon Parking Development (Thailand) Co., Ltd.

npd川村 憲司 かわむらけんじ

自動車利用者にとって必要不可欠な駐車場。その駐車場を有効活用できる〝サブリース〞という仕組みを作り、独自のサービスを提供しているのが日本駐車場開発株式会社だ。2010年にはタイ法人「Nippon Parking Development (Thailand) Co., Ltd.」を設立し、ビル附置の空き駐車場や空いている時間を利用した駐車場サービスをはじめ、質の高い駐車場運営・管理サービスをタイでも提供している。
代表取締役社長の川村憲司氏は、「日本の法律では〝ビルの床面積200㎡毎に1台の駐車場スペースを設けなければならない〞という定めがあります。しかし、都心部では車通勤の割合が低く、また社用車を保有していないなどの理由から、ビル附置の駐車場は使わ
れずに空いたままという場合が多いのです。当社ではそのような駐車場を借り上げ、利用希望者に貸し出すという事業を行っています」と話す。
一方で、営業車など車を利用する企業の中には、駐車場コストが高い、オフィスから駐車場までが遠いといった悩みを抱えているケースも多い。
「自社調査の結果、駐車場からオフィスまでは距離で300m、およそ徒歩5分以内が利用できる限度だということが分かりました。
そこで駐車場から300m以内のオフィスを1件1件ヒアリングしてニーズを把握し、お客様の要望にお応えできるものを提供するという営業を実行。これにより、駐車場オーナーは空いている場所から収入を、利用者はオフィスと駐車場間の移動ストレスから解放され、コストダウンにも繋がったと好評をいただいています」。
現在では、日本で1100を越える物件、約3万5000台分の駐車場を管理している。また、機械式立体駐車場の安全管理や、ビル駐車場の運営・管理、ホテルのようなエントランスで車を預かるバレーパーキングサービスなどの事業も展開、安全性とサービスの向上に努めている。

タイだからこそできるサービス

「タイではビル床面積60㎡につき1台の駐車場を設置しなければなりません。日本の都市部に比べバンコクは車通勤者の割合が高く、朝から夕方までは駐車場の利用がありますが、夜間は空きが出ます。特にシーロムはビジネス街であると同時に歓楽街でもあるため
、夜間の仕事をしている方が多い。彼らに利用したい時間帯、希望価格など徹底的にヒアリングしたところ、夕方を過ぎた頃から車を駐車し、朝の通勤ラッシュ前には帰宅するということ。料金は通勤にかかるタクシー代(約100バーツ)以下だと利用したいと感じ
ていることが分かりました。この結果から、夜間利用のニーズがあることを確信。利用希望価格より下げてサービスを開始したところ、クチコミで一気に広がり、現在もコンスタントに利用いただいています。おかげさまでシーロム界隈では 〝駐車場のおじさん〞と
呼ばれるようになりましたが(笑)」。
「ビルの駐車場運営・管理事業では、所得格差のあるタイの社会構造に合わせたオプションとして、同じ駐車場でも月極料金に差を付け、高級車は入れやすく出しやすいVIPエリアや準VIPを、そうカスタマイズを行いました。また、アソークのインターチェンジ
ビルディングでは朝夕にドロップエリアでの車のドア開閉サービスなども行っています。〝いいビルにはいいサービスを〞ということで、ビルオーナーにも利用者にも喜ばれています。さらに、無人ゲートや自動精算機を導入なども進めています」。
タイには車が多く、成長が今後も続くことが見込めたということと、駐車にお金を払うという慣習がすでにあったということが進出する決め手になったという。将来、アセアン各国への進出も視野に入れたタイ人スタッフの管理職人材の育成にも注力している。会社を大きくすることで社員は成長もでき、経済的にも豊かになる。そんな〝ハッピー〞が叶う会社でありたいと川村氏は締めくくった。

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ラマランドビルディングにある日本と同じ仕様の自動精算機

 

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日本駐車場開発株式会社
大阪市北区小松原町2番4号大阪富国生命ビル
+81(0)6-6360-2353
Nippon Parking Development (Thailand) Co., Ltd.
952 Ramaland Building 17Fl., Rama 4 Rd.,
Suriyawongse, Bangrak, Bangkok 10500
02-237-2353
http://www.npd.co.th

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