タイ在住中の資産運用に最適  海外の貯蓄型生命保険とは?

人生100年時代と言われる一方、ますます先の見通せない社会。老後の生活に不安を抱き、将来に向けた資産形成を考える人もいるだろう。

そんな中、タイ在住でも可能な資産運用の一つとして、海外の貯蓄型生命保険への関心が高まっているという。タイ在住の日本人向けに資産運用のサポートを手掛けるGLOBAL SUPPORT(THAILAND)の久米直也代表に話を聞いた。

Q.資産運用における生命保険の特徴とは何でしょうか?

老後の年金、つまり私的年金を作ることが資産運用の第一歩と言われています。アメリカなどでもまず私的年金に投資し、その後に株式や投資信託に取り組む人が多いです。

ただ、海外居住者は日本居住者と比べて資産運用においてデメリットが多いです。日本には積立NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)など優れた制度がありますが、海外居住ではそれらを新しく契約することができません。

不動産投資をするにしても、銀行からお金を借りることに制限があります。また、駐在中は日本での社会保険料の支払いが減るため、将来の年金が減ることもあり得ます。

その中で、資産運用における海外居住者の数少ないメリットが、海外の生命保険に加入できることです。日本居住者は海外の生命保険に加入できないのです。

様々な資産運用の方法がある中で、私的年金の形成に一番適しているのが生命保険です。

生命保険には、まずは期間を決めてある時期に満期という形で受け取る養老保険と、期間を決めずに運用もしながら必要な時に欲しい分だけ引き出す終身保険の2種類があります。生命保険の特長は長期運用で安定していることです。

Q.海外の生命保険ではどのような金融商品があるのでしょうか?

カナダ系の大手保険会社サンライフ香港が昨年から新しい米ドル建て貯蓄性保険「Victory」を発売しています。

【サンライフ社 Victoryの商品内容はこちら】

例えば、35歳の男性が保険料5万米ドル(500万円、1米ドル100円で計算)を全期前納をした場合、予定解約返戻金は10年後68,150米ドル、30年後242,254米ドルとなります。支払い、受け取り共に日本、タイのどちらからでも可能です。最近、お問い合わせを多くいただいています。

この商品の大きな特徴は自由に引き出しができることです。例えば上記のケースで定年退職した65歳から100歳まで毎年14,800米ドルを引き出したとしても、予定解約返戻金は65歳時の242,254米ドルから減るどころか359,269米ドルと増加していきます。

もう一つの大きな特徴は、日本在住でも契約者・被保険者の名義変更ができることです。

例えばある時期から名義変更をすることで、本人だけではなく配偶者や子供の生活資金までカバーすることができます。また長期運用の効果もより高まっていきます。万が一、変更せずに亡くなられた場合はご遺族が死亡保険金を受け取って運用は終わります。

以前は香港まで行かないと契約できませんでしたが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、タイにいながらも郵送で契約できるようになっています。

日本で販売されている米ドル建て保険より利回りも高いです。

Q.どのようなリスクや留意点がありますか?

一つが流動性リスクです。例えば「Victory」でも1年目で短期解約した場合、戻ってくるのは4万米ドル、2年目の解約なら3万米ドルとなり元本割れが起こります。ですので無理のない範囲で保険料を設定する必要があります。

生命保険は運用の長さが大事です。時間が取れないお金を使うべきではありません。その時の年齢だからできる家族との旅行や自己投資もあります。それらを我慢してまでやるべきではありません。

もう一つは為替リスクです。米ドル運用なので、その時の為替によっては米ドルは増えていても差損が出る可能性もあります。

ただ、貯蓄型生命保険は運用期間の長さで保険金を増やしていきますので、加入時の為替や株価を見て投資を行うのではなく、運用期間の長さを重視して保険金を増やしたほうが有利となります。

また、受取時の税金をあらかじめ理解しておくことも大切です。

日本では、解約返戻金や満期保険金を保険契約者(保険料負担者)本人が一度に受け取った場合「一時所得」となり、受け取った金額からそれまでに払い込んだ保険料および特別控除額(最高50万円)を差し引いた額に1/2を掛けた金額に対し所得税が課せられます。その際、給与収入がまだある場合は課税所得は合算され税金が高くなります。

一方、年金で受け取ると「雑所得」として計算されます。

また、配偶者などに名義変更をし、保険契約者と受取人が異なる場合は贈与税の対象となります。

あらかじめ税金の理解をしておくと貯蓄型生命保険は他の金融商品にはないメリットを受けることができます。

資産運用の考え方として、絶対はありません。すべてにおいてリスクが生じます。「Victory」が運用する米ドルだけではなく、別の通過や商品などでも運用しておくなど、何が起きても大丈夫なように分散投資しておくことが大切です。


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