ASEAN最大規模の工業機械展示会&ネットワーキングイベント|METALEX 2017

約10万人の来場者を呼び込む

11月22日(水)~25日(土)の4日間、金型部品に関する国際展示会『METALEX 2017』がバンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催される。

METALEXは、ASEANの製造ハブを誇るタイでも随一の規模と人気を誇る工業系展示会だ。昨年からは規模を45%拡大、世界各国から3,300以上のブランドが集結し、最新技術や機械を出展する。

出展者インタビュー Hall98 JETRO PAVILION JETRO Bangkok.

日本貿易振興機構(ジェトロ)
三又裕生バンコク事務所長

日本・タイ間の投資状況について

日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)のミッションは、日本と海外との間における貿易・投資の促進により、日本の発展に貢献することにあります。活動の軸にあるのは「中堅中小企業の海外展開支援」、「外国企業による対日投資支援」、「日本の農水産物・食品の輸出促進」の3つです。海外進出に必要な調査資料の提供も行っており、中でもアジア地域には重点を置いています。

昨年時点で日本の対タイ直接投資残高は715億米ドルと、対タイ直接投資全体の36%を占めて世界一となっています。30~40年ほど前、貿易の不均衡、コスト競争力の低下、円高の進行などの問題を抱えていました。製造業が海外生産にシフトした際、東南アジア最大の受け皿となったのがタイです。以来、日本企業のタイ進出は着実に増え続け、自動車を中心とした製造業の一大集積地を形成してきました。

そして現在、タイは少子高齢化や高度技術人材の不足といった、中所得国特有の課題を抱えています。政府は産業の高度化を図る政策、「Thailand 4.0」を推し進めており、デジタルや医療、宇宙・航空分野に関する研究施設をはじめ、ハード、ソフトの両面でインフラの整備に注力しています。これらの領域には投資恩典も用意されており、イノベーティブなアイディアや技術を持つ日本企業にとって、タイは有益な投資先だと言えるでしょう。

一方で日本はGDPに対する外資の割合がOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最も低く、日本政府は国内における雇用の創出などを目的に、海外からの対日投資の増大に力を入れています。ジェトロでも日本国内45事務所、海外73事務所のネットワークを活用して視察やマッチングの機会を設けており、バンコク事務所でも情報提供にとどまらず、タイの有力バイヤーを日本に招聘するなど、両国の相互発展を目指したビジネス・パートナーシップづくりを後押ししています。

ジェトロ・パビリオン出展の意義

ASEAN最大の機械部品、金属加工展示会であるMETALEXに、ジェトロは9年連続でジェトロ・パビリオンを出展しています。今年は昨年よりもさらに6社多い、46社が出店する予定で、独自の技術を持った中堅中小企業が日本各地から集結します。

展示会のテーマである金属部品や工作機械、工場のオートメーション化に関する技術は日本の得意分野です。METALEXはこのような技術を持った有力な日本の中堅中小企業が、自社製品の売り込みや現地パートナーを発掘できる貴重な商談機会となります。
昨年の参加企業の中にも、その後タイ現地企業との輸入販売代理契約締結や、技術提携によるタイ現地での委託生産開始などを実現されている企業が存在しており、METALEXの効果や影響力の大きさを感じています。

For more information.
TEL : +66 2686 7299
MAIL : metalex@reedtradex.co.th
FACEBOOK : www.facebook.com/metalexpage
LINE : @metalexexpo

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