開催直前!METALEX 2015 出展企業紹介 第2弾

metalex 2015

金型部品に関する国際展示会『METALEX 2015』

11月18日(水)から4日間にわたりバンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催される『METALEX 2015』では、50ヵ国以上から出展する2,700以上のブランドに対し、7万人以上の来場者が見込まれている。
タイ国内はもちろん、インドネシアやシンガポールといったASEAN諸国、さらにはインド、中国、台湾など、アジア全域から製造業の第一線に立つ企業が集結する場となるため、バイヤーにとってはコストや効率に関する課題解決の技術やノウハウが得られる、出展者には自社の最新テクノロジーを売り込める、巨大な商談とネットワーキングのプラットフォームとして活用が期待できる。
開催直前スペシャルとして、出展企業3社と1団体をインタビュー。

『METALEX 2015』開催情報

  • 日時: 11月18日(水)~21日( 土)
  • 会場: バンコク国際貿易展示場(BITEC)
  • 展示内容:金属製品、加工技術、工作機械・工具などに関する国際見本市。
    4,000以上の最新機械、技術などを展示・実演する。
  • SHEET METALEX2015、WIRETech2015、TUBETech2015、WEDING2015も同時開催。

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MAZAK (THAILAND) CO., LTD.

mazak

左:INTEGREX-i-200_SmoothX
ワンチャッキングで全加工、高速・高精度を追及した「INTEGREX i-200」

右:VCS430BS
新機種となる立形マシニングセンター
「VERTICAL CENTER SMART 430B」

工作機械のグローバルリーダーが高精度機械の供給とサポート体制を強化

CNC旋盤、マシニングセンターから複合加工機、5軸加工機、レーザー加工機などの工作機械を世界に展開するヤマザキマザック社。北米、ヨーロッパ、アジアなどで生産拠点10ヵ所、サポート拠点79ヵ所を構えている工作機械のグローバルリーダー企業だ。そのタイ現地法人「MAZAK (THAILAND) CO., LTD.」(以下、マザックタイランド社)は2003年に設立された。
マザックタイランド社は販売、メンテナンス、加工支援、ショールーム運営などを手掛ける。14年にはシラチャに支社を設け、タイ東部臨海工業地域でのサポート体制を強化した。「顧客の近くにサービス拠点を設けることで、機械のダウン時間を少しでも短縮したい」と顧客を第一に考える大嶋諒磨ゼネラルマネージャーは話す。
昨今、タイの自動車産業界は暗いニュースが流れている。しかし、大嶋氏は悲観ばかりしていない。「日本の自動車メーカーが50数年前からタイでの生産を開始し、日系メーカー進出の土壌を作ってくれました。異国(タイ)でこれだけの日系ブランドが認められ、日系ブランドが愛用される今日、今我々日系企業の行かなければならない〟それが日系企業を認めて下さるタイの方々へ対する義務であり、責任だと思います」と期待を込め、マザックタイランド社としては、新BOI奨励政策、R&D、タイ+1の動きに注視しているという。 「タイがR&Dに注力していけば、研究・開発向けなどの高精度の機械需要は増えていくと思います。最近では、医療機器や航空関係のメーカーからの引き合いが増加。また、ラオス、カンボジア、ミャンマーといったGMS地域やそのタイ側国境付近の経済特区にアッセンブリー機能を移管する企業も増えており、これらの動きに迅速に対応できるよう製品の供給体制を強化しているところです」と話す。
METALEX 2015では、複合加工機の代名詞と呼ばれるマザックの代表種「INTEGREXシリーズ」や、高生産性を追及し、数々の仕様や性能を強化した立形マシニングセンター「VERTICAL CENTER SMARTシリーズ」、量産部品加工に対応、高速・高精度加工を可能にするビルトインモーター主軸や熱変位制御のインテリジェント機能などを搭載した新世代立形CNC旋盤「QUICK TURN PRIMOSシリーズ」などを展示する。
「13年頃よりMETALEXに展示しているような、高性能な機械の受注が日系だけでなく、タイのローカル企業からも伸びており、市場に変化が起きていることを実感しています。当社製品のデザインは、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏が代表を務めるKEN OKUYAMA DESIGNによるものです。期間中は奥山氏がデザインした自社ブランドのスポーツカー〝KO7〟も展示しますので、ぜひ当社ブースにお立ち寄りください」。

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大嶋諒磨ゼネラルマネージャー

mazak
MAZAK (THAILAND) CO., LTD.
892/1 Rama 9 Road, Suanluang,
Suanluang, Bangkok 10250
02-402-0650
http://www.mazakthai.com

 

Yaskawa Electric (Thailand) Co., Ltd.

Yaskawa Electric

産業用ロボットの世界的メーカー・安川電機エンジニアリング技術で工場、プラントの効率化に貢献

産業用ロボット、インバータ、サーボモータの生産台数で世界シェア1位を誇る安川電機グループ。タイには1998年、Yaskawa Engineering Asia Pacificとして進出。事業拡大に伴い社名をYaskawa Electric (Thailand) Co., Ltd.に変更した2004年から11年目を迎えた今年、バンコクに新本社屋とTHAI YASKAWA ROBOT CENTERを開設した。
同社は「メカトロニクス」、「システム&エンジニアリング」、「ロボティクス」の3部門から成り、メカトロニクス部門のサーボ、コントローラは自動車、HDD産業などの設備で多く導入され、工場の自動化に貢献している。また、インバータはタイのエネルギー省より省エネ認定を取得。繊維、クレーン、エスカレータ、エレベータなどの分野で導入されている。
システム&エンジニアリング部門は日本で長年培ってきたエンジニアリング技術を駆使し、水処理プラント、鉄鋼プラント、製紙プラントなどのシステム構築に貢献。高効率、高品質な高圧インバータによる省エネ提案を実施しており、経験豊富なエンジニアによるアフターサービスにも定評がある。
産業用ロボットは自動車産業をはじめ幅広い分野で使用されている。同社ではアーク溶接、ハンドリング、塗装、スポット溶接など、顧客企業の要望に合う機能をカスタマイズし提供。非自動車においては、食品業界の物流、搬送の用途開発を推進していく。

タイ・ロボットセンタがバンコクにオープン!!

10月9日、Yaskawa Electric (Thailand) Co., Ltd.の新本社屋と、併設のタイ・ロボットセンタの開設記念式典が催された。同施設はロボット、インバータ、サーボをはじめとするYaskawa社製品の展示と、取扱・研修センターの役割を果たすだけでなく、ロボットに使用される同社の取引先企業の治具など機械部品を展示、リースや導入コストのアドバイザリー業務も行い、タイ進出企業にトータルソリューションを提供する。

Yaskawa Electric
左:2台のロボットがアーク溶接をシミュレーション
右:PPP (Picking, Packing and Palletizing) エリアでのロボットデモ

Yaskawa Electric左:Yaskawa社製サーボやインバータのデモ展示
右:取引先企業のロボット関連部品展示スペース

Yaskawa Electric
左:Yaskawa Electric (Thailand) Co., Ltd.の古澤信祐社長
右:SI用研修スペース。サポート体制を強化している

Yaskawa Electric

 

海外最大の工作機械メーカーによる非営利団体 JAMTAT

JAMTATは1993年、タイおよび日本の工業会の発展への貢献を目的に設立された、日本工作機械メーカーならびに販売・卸企業による非営利組織。加盟企業は約40社と、日本国外においては最大規模を誇る。
JAMTATの稲山真人代表は「工作機械メーカーとして、タイにおいて今後は自動車産業に加え、電子・電機産業や医療関連、航空産業も視野に入れて展開していかなければならないと考えています。機械の価格では他国メーカーに敵わないので『精度』や『質』をアピールできれば」と話す。しかし、日本製の高品質な機械を導入したローカル企業などでは、その性能を100%使いこなせていないという課題も見え始めたという。
「せっかく良い機械を導入しても、フルに活用されないのはもったいない。特に複合加工機など導入コストの高い機械に関しては、導入側メーカーが製品の製造にあたり本当に複合が必要なのか、それとも単体でもよいのか、慎重な検討を勧めています」。
JAMTATでは最新技術・機械のセミナーやワークショップを開催しており、タイ企業との交流も活発に行うことで、タイと日本の工業会の架け橋として貢献している。
METALEX 2015ではJAMTAT加盟企業およそ20社が一体となってブースを出展。最新のマシン・ツールがずらりと並ぶ予定だ。

jamtat
JAMTAT事務局代表を務める
Sodick (Thailand) Co., Ltd.の稲山真人氏

jamtat
非営利団体 JAMTAT

 

Mitutoyo (Thailand) Co., Ltd.

グローバルに展開する精密測定機の総合メーカー最新の測定技術による生産性の向上を提案

ミツトヨはマイクロメーター、ノギスに代表される測定工具や三次元測定機や画像測定機、形状測定機などの測定機器、硬度計などの試験機器をグローバルに展開する測定機の総合メーカー。日本国外に欧州20社、アジア14社、北米・中南米7社と計41社をグローバルに展開している。中でも東南アジアの経済成長に対応すべくシンガポールをヘッドクオーターとしてタイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピンに営業・サービス拠点を構えている。
タイ現地法人となるMitutoyo (Thailand) Co., Ltd.は1997年に設立された。同社の藤村佳史氏は、「当社のタイ進出は87年にバンコク事務所を開設したことに始まります。現地法人化の後、顧客の近くで迅速に対応できるよう工業団地があるチョンブリとアマタナコンにも支店を設け、サービス提供を行っています」と話す。各支店には最新の測定機を取り揃えたショールームを併設し、営業技術担当者が日本と同じ測定ソリューションを提供している。
また、タイでの取引先は自動車産業を中心として電子・半導体産業、航空機産業と幅広く営業展開をしている。
METALEX 2015はミツトヨの測定技術を提供する重要な機会と位置付け、最新測定技術を搭載した新商品を数多く出品する予定だ。中でもロボットにより自動搬送を行うインライン三次元測定機は、これまで精密測定室に設置する事が多かった三次元測定機をインライン、ラインサイドに設置する事により、不良品発生を未然に防ぎ生産性を高める提案をしている。

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Mitutoyo (Thailand) Co., Ltd.の藤村佳史Sales Department Manager(左)と
遠藤敏幸Engineering Solutions Group Manager(右)

mitutoyo
Mitutoyo (Thailand) Co., Ltd.
Bangkok Head Office
76/3-5, Chaengwattana Road, Kwaeng Anusaowaree, Khet Bangkaen, Bangkok 10220
02-521 6130
http://www.mitutoyo.com.sg

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