出展ブース Hall 101 Booth BB01 三菱電機FA
MITSUBISHI ELECTRIC FACTORY AUTOMATION(THAILAND)CO., LTD.
Deputy Managing Director
矢作 典路 氏
最近の景況感について教えてください。
昨年から米中の貿易摩擦や世界経済の減速によって景況感としては弱含んでいました。そこに新型コロナウイルスの問題が起きました。
私共も全体的に影響を受けていますが、食品向けは大きな影響を受けておらず、テレワークや次世代通信規格の5Gの普及などに伴い、電気電子向けなど一部の市場は堅調に推移するなど、まだら模様の状況が続いています。
METALEX 2020にはどんな製品を出展しますか。
CNCからロボットを直接制御可能なN8シリーズ・ダイレクトロボットコントロールシステム、AI(人工知能)を活用したリアルタイムデータアナライザーによる予知保全やSCADA MC Works 64を用いた遠隔監視、e-F@ctoryを手軽に実現可能なStarter Packageなど、e-F@ctoryを中心とした工場全体のソリューションのほか、AIを搭載した最新のレーザー加工機、放電加工機を展示いたします。
私共の最新の技術を力強く提案することで、タイの産業界の活性化に少しでも貢献できればと思います。
製品の提案のほか、どのような取り組みに力を入れていますか。
どんなに素晴らしい製品を導入しても、使い熟していただかないと意味がありません。そのためには教育が重要です。
タイ政府はタイランド4.0を掲げてEEC(東部経済回廊)を中心に産業の高度化を図ろうとしています。私共もタイの産業高度化に貢献しようとe-F@ctoryをコンセプトとした様々な教育プログラムを用意し、EECヒューマンディベロップメントセンターや各種教育機関と連携して、これまでも年間3,000名以上の多数の若手エンジニアや学生などに受講いただいております。
さらにEECがブラパ大学(チョンブリ県)と共同で同大学に開設した、実際に設備に触れながら自動化を学ぶオートメーションパークにおいても、e-F@ctoryをコンセプトにしたモデルラインの設置に協力させていただいています。
「工場の自動化をしたいけど、何から始めたら良いか分からない」という企業もいらっしゃいます。そこで、e-F@ctoryと共に普及に注力しているのがSMKL(Smart Manufacturing Kaizen Level)という考え方です。SMKLは工場の見える化やIoT化の指標を16個のマスで表したもので、それぞれの現状や目指す方向性、予算などを可視化、共有することで最適な提案に繋げることができます。
今後の事業展望をどのように見ていますか。
中期的に見れば、いずれ景気は回復します。多くの企業がロボットに対する関心は持っており、自動化、省人化への流れも止まらないと見ています。
5Gが本格的に導入されれば、遅延なくデータのやり取りができます。これまでは日本から新しい装置を収めた際、不具合が起こると日本からわざわざエンジニアを呼ぶこともありました。今後は海外から遠隔で作業するリモートメンテナンスも広まっていくと思います。
私共は幅広いFA機器のラインナップを持ち、それぞれの製品はグローバル市場で強い競争力を持っていると自負しています。パートナー企業とも協力しながらお客様のニーズに応じたソリューションを提案していきたいと思っています。
会社案内
Mitsubishi Electric Factory Automation(Thailand)Co., Ltd.
《Headquarter》
Tel : 02-092-8600
Fax : 02-043-1231~33
101, True Digital Park Office, 5th Floor, Sukhumvit Road, Bangchak, Phra Khanong, Bangkok 10260
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