高精度でコンパクト、操作は簡単！小回りが効く３Ｄ切削加工機　治具、小ロット生産用の簡易金型製作までを１台で｜Roland DG

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試作品や治具、簡易金型製作の内製化には「納期短縮」「品質向上」「コスト削減」「省力化」「情報漏えいの防止」といった課題の解決が期待できる。試作現場など上流工程での導入イメージが先行しがちな３Dプリンターだが、生産現場におけるデジタルイメージの具現化、部品加工や小ロット生産で活躍の場を広げているのが、コンパクトで安全、操作が簡単な３D切削加工機だ。

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ローランドディー.ジー. 株式会社
３D事業部・長村誠担当部長

｢３Dプリンターと切削加工機、どこがどう違うの？｣

ローランドディー.ジー.株式会社３D事業部の長村誠担当部長が、お客様からよく受けるのはこの質問だ。
「積層式に出力する３Dプリンターには、より複雑な形状に対応できるという強みがあります。対する切削加工機の強みは、最終製品と同じ素材が削れる点です。微調整が効くため細かな部品加工や追加工、小ロットの生産に簡単に活用できます。例えばABS製品を作りたい時、切削加工機ならABS樹脂そのものを削ることができますが、３Dプリンターで出力できる素材はABSライクになること。また出力した製作物はほとんどの場合それで完成ではなく最終的にサポートを取り外すなど仕上げ作業に手間が掛かることは意外と知られていません」。
３D切削加工機の活用によって、デザインモデルや組み立て・機能確認試験に用いるワーキングモデルといった試作品が社内で製作できれば、外注コストの削減、納期の短縮に繋がるだけでなく、実際の質感や機能品質を素早く手に取って確認できようになる。
ローランドディー.ジー.社が提案するのは、このような上流の試作現場だけでなく、下流となる生産現場での活用だ。
加工や組み立ての際の位置決めなどを行う治具や、部品加工、追加工、簡易金型の内製化を目的とした導入に多くの実績を持つ。
「生産ラインに欠かせない治具も、コスト削減と納期短縮が課題となります。精度が求められるため外注が主流ですが、生産ラインが変われば治具も変える必要があるため、手作りする技術工の方も多い。それを自動化してみては？というのが弊社のご提案です」。

手軽に、コストをかけずに自社製作

同社のMODELAシリーズは３DCADデータからの出力操作が簡便で、切削に関するノウハウやスキルがないところからでも十分導入できる。昨年10月には、高精度な切削加工機「MDX-540S」にスタンドやカバーなど、実際に現場で使用するにあたって必要となる要素をまとめたオールインワン・パッケージモデル「MDX-540S-AP」の販売を開始。観音開きだった扉をスライド式に改良したことで、省スペースを実現した。キャスター付きで移動も容易。また、加工で削ったごみが出てきてしまう悩みも解決した。
「マシニングセンタのようにスペックの高い機械もありますが、少量の加工のために設定して動かすには時間も手間も掛かります。モデルチェンジ、細かな加工といった注文にも対応できる小回りがMODELAシリーズの魅力です。定期的な内覧会をはじめ、タイ販売代理店によるデモ、サービス、メンテナンスも行っていますので、まず実物を見て、操作してみてください」。

《製品特長》