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タイバーツで資産運用!初心者でも簡単、タイ株式取引のはじめ方 |SBIタイオンライン証券

 


教えてくれる人
SBI Thai Online Securities Co., Ltd.
手塚良彦

タイ証券取引所の時間ルールをおさらい

タイ証券取引所(SET)の取引時間は、日本と同様に「前場」と「後場」に分かれてます。タイの取引時間は、前場は9時55分から10時までの間にランダムに始まり、12時30分に取引終了、後場は14時25分から14時30分の間に始まり、16時35分から16時40分までの間にランダムに取引終了となります。一方、日本の証券取引所(東証)では、前場は(日本時間で)9時から11時30分、後場は12時30分から15時となっています(図1参照)。

SETでは東証と同様に、異常な値引きを防ぐべく、一日の売買における値動きの制限、いわゆる値幅制限を導入しています。その値幅は前日の終値の上下30%以内です。ただし、計算された値幅が 呼値の単位より小さい場合は、±1単位が制限値幅になります。
値幅制限に加えて、サーキットブレーカーも導入されています。第1段階として、SET指数が前日終値から10%下落した場合、上場株式のすべての取引が30分間停止されます。さらに 第2段階として、SET指数が前日終値から20%下落した場合、上場株式のすべての取引が1時間停止されます。

忘れずチェックしたい”NVDR”とは?

SETの上場企業では、外国人の保有割合が制限されています。保有割合の上限は原則として49%、銀行とファイナンス部門では一般的に25%です。この制限に対応し、SETでは、株式をローカル株フォーリン株(銘柄コードに「IF」が付いたもの)に分けています。外国人投資家もローカル株の取引は可能ですが、保有としても配当受給権、議決権など、株主の権利を得ることができません。一方、外国人向けのフォーリン株は、取引量が少なく、ローカル株よりも取引価格が割高なことも多いです。そこで、外国人向けにはNVDR(Non-Voting Depository Receipt : 無議決 権預託証券)が発行されています。NVDRでは、議決権は得られませんが、それ以外の配当の権利などは付与されます(図2参照)。

我々外国人が、発注時にNVDRを指定することを忘れてローカル株を買ってしまうと、配当の権利が得られなくなってしまいますのでご注意ください。

SET50銘柄でも、少額から取引できる

SETでの売買単位は100株に統一されています。1株あたりの株価が低い銘柄も多く、主要50銘柄(SET50)の中でさえ、株価が10バーツ以下の銘柄もあります(2016年12月時点)。
例えば株価が10バーツの銘柄の場合、売買単位は100株ですので、千バーツ(3千円、1バーツ=3.0円で換算)から取引できます。

当記事はタイ株式の売買を推奨または勧誘するものではありません。また、株式には価格の変動等により損失が生じる恐れがあります。

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Bangkapi, Huai Kwang, Bangkok 10310
www.sbito.co.th (日本語ページあり)

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