2016.06月号

BOI、JETRO、JCCが投資奨励政策セミナーを開催 クラスター政策に課せられる人材開発条件とは

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タイ国投資委員会(BOI)、日本貿易振興機構(JETRO)・バンコク事務所、盤谷日本人商工会議所(JCC)の三者は5月16日、「タイの投資奨励政策~クラスター政策を中心に解説~」セミナーをバンコク都内にて開催した。
基調講演では、BOIのチョークディー・ゲーウセーン副長官が、「クラスター政策はタイに今ある工業分野をさらに成長させることが目的。厚い恩典を与えることで早急な投資を促し、経済の活性化を図りたい。また、教育機関との連携や地方活性化も含むパッケージ政策だ」と述べた。
クラスターでの投資恩典を享受するためには、当該クラスター内に所在する教育機関、研究機関もしくは中核的研究拠点と協働し、人材開発または技術向上を図ることが必須条件となる。具体的には①デュアルシステム、もしくは産学協同教育事業での協力(教育省)、 ②職業統合学習(タイ国科学技術・イノベーション政策委員会:STI)、もしくは タレントモビリティでの協力(科学技術省)、③投資委員会に同意された人材または技術の開発プロジェクト―があり、 これらのうちどれかひとつを実施しなければならない。

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クラスター政策とは

クラスター政策は2015年9月に発表された、地域を限定して特定の産業を奨励する政策で、恩典内容の異なる 「スーパークラスター」と「その他のクラスター」に分けられる。 このほか、「クラスター開発の支援事業」があり、ナレッジベース事業業種と、ロジスティクスを行う企業に、法人所得税の免税や減税といった恩典が与えられる。クラスター政策における恩典内容については、現段階でまだ詳細が確定していない部分も多いが、法人税免除や機械の輸入税免除、奨励事業を行うための外国人による土地取得許可―などがある。

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チョークディー・ゲーウセーンBOI副長官

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