ArayZオリジナル特集

SCGハイム、サハ東急コーポレーション、日系住宅メーカー、不動産開発業も参入! タイの住宅開発市場

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BTSチョンノンシー駅前の『ザ・リッツカールトン レジデンス』やチャオプラヤ川沿いの『フォーシーズンズ プライベート レジデンス』など、バンコクの高級レジデンス建築ラッシュはまだ収まる気配がない。
サイアムを中心に地価の高騰が続いており、日本人居住区と言われるアソーク~エカマイを含むスクンビットエリアも毎年過去最高値を更新。これに伴う家賃上昇といったバンコクの賃貸住宅最新傾向について、日系仲介業を代表するディアライフ社とタカラホーム社に話を伺った。

プラカノン、オンヌットに新コンドミニアム 部屋のサイズは縮小傾向に

ディアライフ
賃貸不動産の仲介や管理事業を行うディアライフでは、すべての物件案内に日本人スタッフが同行。日々多くの物件へ足を運んでいる、同社日本人アドバイザーの冨田氏にバンコクの賃貸住宅トレンドを解説いただいた。

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Customer Service Representative Life Advisor
冨田昌志氏

コンドミニアム、アパート、サービスアパートすべての住居形態で戸数は増加しています。特に最近ではBTSプラカノン、オンヌット駅周辺で新しいコンドミニアムが多く建設されており、アソーク〜エカマイに比べて家賃が手頃なことに加え、渋滞も少なく、バンナーやアマタナコン方面へ通勤される方にはむしろ便利な立地と言えます。
最近の物件の特徴としてひとつ言えるのは、以前よりも部屋のサイズが小さくなったということです。子供用の遊び場を設けた物件も減っています。タイ人中間層が増えたことが影響してか、ひと部屋当りのサイズは小さく、戸数を増やして分譲するのがトレンドのようです。
一般的に人気なのは築浅物件ですが、ご家族連れでお子様の遊び場をという視点でお探しの場合は、築年数の長い物件もひとつの選択肢かと思います。昔の物件は広いものでは300平米ほどある間取りの部屋もあり、ファシリティとしてバスケットコートやテニスコートなどが設けられているコンドミニアムもあります。

人気物件は内覧なしで予約も当たり前

ご家族連れにはプロンポン〜トンローが不動の人気で、特にトンロー・ソイ13をはじめ、サミティヴェート病院周辺はお問い合わせの多いエリアです。3年ほど前までは戸数の多い物件であればなんとか空き部屋がありましたが、日本人居住者数が増え、今ではウェイティングリストで空きを待つという状況です。なかには物件を内覧せずに予約される方もいらっしゃいます。
日本人学校バンコク校の生徒数が3000人を超え、同校が推奨するエリアがアソーク〜エカマイであることも、このエリアが人気の理由でしょう。スクンビット通りで言うと偶数ソイよりも奇数ソイが人気で、これは病院やスーパーマーケットの立地が関連していると思われます。タイはタクシーなど交通機関の価格が安いこと、各コンドミニアムなどがトゥクトゥクのサービスなどを設けていることもあり、駅からの距離が家賃に与える影響は日本ほどありません。
単身の方ですと、職場近くのプルンチット、ラチャダムリ、ランスアン、サトーンエリアのサービスアパートにお住まいの方もいらっしゃいます。サービスアパートは毎年1月に家賃改訂をするケースが多いので、10〜12月の予約がお得です。

 

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Dear Life Corporation
19th Fl., Bhiraj Tower at Emquartier, Unit 2701,
689 Sukhumvit Rd., Bangkok 10110
TEL: 02-392-3212(日本人ライフアドバイザー直通)
http://www.dlife.co.jp

 

バンコクの家賃は年々上昇傾向社内規定の見直しも

タカラホーム
住宅物件をはじめ、店舗や商業施設の賃貸・売買を仲介するタカラホームの伊田氏、田中氏には気になる家賃上昇率について法人目線で解説いただいた。家賃手当ての内務規定も見直すべき段階に入っているようだ。

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左:社長の伊田明美氏
右:フィナンシャルプランナーの田中浩史氏

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上記表は日本人駐在員が多く住むプロンポン〜トンローエリアの代表的なコンドミニアムとサービスアパートの家賃推移の一例です。2ベッドルームの物件だけでなく、1ベッド、3ベッドのいずれにおいても2008年を基準として、家賃は約120%値上がりしています。
こういった状況のなか、タイに進出して5年以上が経過した日系法人の家賃補助、家賃手当てに関する社内規定の変更について、数多くのお客様よりご相談をいただいています。家賃が上昇しているにも関わらず、5年以上前に定めた家賃補助、家賃手当に関する社内規定の条件では、当然お客様は希望条件に合わないお部屋に入居せざるを得ず、バンコク中心部から離れざるを得ない、築年数の長い物件に住まなければならない、狭い物件を選ばざるを得ないなどのケースが増えてきています。

家賃上昇に合わせた適正な規定額の検討を

日本ではここ20年ほどのデフレ環境もあり、家賃補助の変更についてはほとんど見直しがされていないため、物価上昇率の異なる地域(特にアジア各国)での対応が後手に回っているように見受けられます。2013年末〜14年にかけて起きた情勢不安でも家賃が下がることはなく、地価の高騰、日本人居住者数の増加からも、今後の家賃推移は横並びどころか上昇が予想されるため、社内規定も見直すべき時期に来ているように思われます。
また、タイではオーナー側の意向が通りやすく、更新時に家賃を値上げすると通達があった方も多いのではないでしょうか。交渉に応じてもらえないケースも多く、急な値上げによるトラブルが実際に発生してしまっています。
誰しも住環境は気持ちよく保ちたいもの。当社ではバンコクでの長年の経験とデータを元に、駐在員の方が多く住まれているエリアの家賃に関する社内規定について、適正価格の見直しのサポートを行っています。コンドミニアムのオーナーとの関係性も良好に築いており、借主様と貸主様のご要望に合う物件探しをお手伝いします。

TAKARA REAL ESTATEが公式アプリをリリース!
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http://introduction.bp-app.jp/th/takara

 

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TAKARA REAL ESTATE Co., Ltd.
111, Rushmore Tower, 3rd Floor, Soi Thonglor 5,
Sukhumvit 55, Klongton-nue, Wattana, Bangkok 10110
TEL: 02-712-7676、089-920-3033(田中)
http://takarabkk.com

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