2020.09月号

タイでの採用成功術

vol.10 入社承諾後に気を付けなければならない点

人材採用支援のプロが解説 タイでの採用成功術

 タイで年間採用支援1,000人以上、採用支援企業2,000社以上の豊富な実績を持つ人材採用支援のReeracoen Recruitmentが、タイでの採用を成功に導く秘訣を解説する。

採用までのフロー

 8月号では、Step⑦条件提示についてお伝えしました。今回は、面接後のStep⑧入社承諾、Step⑨入社前フォローについてのポイントをお伝えします。

タイにおける入社承諾率とは

 条件提示いわゆるオファーレターの提示後、実際に入社に至らなければ、ここまでの努力が無駄になってしまいます。そもそもタイにおいて、オファーレターを出して候補者が承諾する入社承諾率(内定承諾率)は何%ぐらいなのでしょうか。

 弊社の直近2年のデータによると、概ね70%~75%となっております。もし、貴社がこちらの数字より低い場合は、ジョブディスクリプションの記載内容、面接時の対応、オファー提示額に何かしら問題がある可能性があります。これらについては過去の連載で記載していますので、ご参照いただければと思います。

内定辞退を避けるために

 候補者が入社承諾したからといって、確実に入社に至るわけではありません。なぜなら、入社に至るまでの間に内定者が辞退してしまうケースがあるからです。それを避けるために、入社前フォローが必要になってきます。ポイントは次の3つです。

①入社承諾から入社までの期間を極力短くする

 候補者によっては入社承諾後も引き続き転職活動を続け、他社でより良いオファーを獲得し、そちらに入社してしまうケースもあります。それを避けるためには、入社承諾から入社までの期間を極力短くして、余計な時間を与えないことが重要です。

②内定者のレジメが求人サイトにまだ掲載されているかを確認

 多くの候補者が転職活動時にJobs JDなどの求人サイトを使用し、彼らのレジメが公開されています。候補者が貴社から入社承諾後も引き続きレジメを掲載している場合は、エージェントや企業HRからスカウトされ、他社の面接を受けてしまう可能性があります。

 前職名などでサイト内検索をかければ見つけることができます。仮に入社承諾後も求人サイトに内定者のレジメが掲載されているのであれば、掲載を止めるように依頼しましょう。

③入社前に定期的に連絡を取る・会う

 基本的に入社承諾から入社までは、現職の退職手続きがあるため1ヵ月ほど掛かります。その間、頻繁に連絡を取る、場合によっては入社前にランチ会を開催するなどで、内定者の入社へのモチベーションを維持させることが大切です。

寄稿者プロフィール
  • 嶋 航 プロフィール写真
  • Reeracoen Recruitment
    Managing Director嶋 航

    愛知県出身。大学卒業後、コンサルティングファームへ入社し、日本およびベトナムで会計・税務・労務のコンサルティングに従事。2014年よりネオキャリアグループの海外法人REERACOENに入社し、フィリピン、ベトナムの立ち上げ・勤務を経て、18年7月よりタイのReeracoen Recruitmentに勤務。現在に至る。

REERACOENの紹介

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