2020.11月号

東計(タイランド) 企業のDXを促進する ITソリューション提供

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東計(タイランド)企業のDXを促進する ITソリューション提供

東計電算独自の現物管理システムにブロックチェーン(分散型台帳)技術を統合した

 今年創立50周年を迎えたシステム開発大手の株式会社東計電算(東証一部上場)。自動車部品メーカー大手の東京濾器を淵源に持ち、東計電算自身も日本自動車部品工業会に加盟。自動車産業をはじめとする製造業や物流、金融、消費財、流通、鉄鋼、建機、住宅建材など、幅広い業種に生産管理や財務会計など基幹システムの開発導入支援を行ってきた。

タイには2012年に100%出資の東計タイランドを設立。付加価値税(VAT)などタイの会計基準に完全対応した会計ERPパッケージ「swifT」を展開しており、これまでに90社以上に導入実績を誇る。

ブロックチェーン実装型 現物管理システム「PACS PLUS」

東計タイランドがこの程、展開を開始したのがブロックチェーン技術を活用した現物管理システム「PACS PLUS」。株式会社東計電算と日本最大のブロックチェーンビジネスハブであるバイナリースター株式会社が共同開発した。

30ヵ国以上に導入してきた現物資産管理ソリューションに、ブロックチェーンを活用した新たな機能を実装したシステムで、パレットやカゴ車などの物流容器の入出庫情報、履歴の管理が可能となっている。さらに工場・物流倉庫のWMSシステムとして導入することもでき、販売管理機能も追加オプションで利用可能となっている。

特長の一つはCMYKの4色を使ったカラーバーコード「カメレオンコード」の採用。スマートフォンのカメラのアプリで約1秒間に最大100個まで認識でき、カメラの焦点さえ合えば長距離からも読み取ることができる。読み取った対象物の名称、ロットナンバー、在庫数などの情報はAR(拡張現実)で画面上に表示される。

これまでのように、バーコードスキャナを持って高い棚の上や遠くの物流容器の前まで赴いて一つずつ読み取る必要がなく、スタッフへの負担を大幅に軽減。また、誰でも使いやすいスマートフォンやタブレットを採用することで、スタッフの熟練度に左右されず導入が可能となった。スマートフォンならハンディターミナルと比べて導入コストも低く抑えられる上、海外展開も容易だ。

また、収集データはブロックチェーンのプラットフォーム上で管理でき、データの透明性やセキュリティを強化できる。今後、サプライチェーン間で発生する各社間の業務プロセスにスマートコントラクトを活用することで自動化・省人化を図り、リーンな生産供給体制の実現を目指す。

PACS PLUSの事業開発責任者を務める松林氏は「現場に寄り添う形で、最新技術を含めた業務システムパッケージの開発をしてきた経験をベースに、ブロックチェーン技術の適切な活用を志向したサービスとして展開しています」と語る。

カメレオンコード 長距離認識、急角度認識、複数個一括認識などの特長を持つ次世代のカラーバーコード 最大視野角80度まで読み取り可能(弊社調べ) 。かざすだけで読み取り、スタッフの作業負担を軽減

導入事例

タイでは既に大手企業でも導入実績があり、豊通グループのスマートファクトリーモデル工場となるTTオートモーティブスティール(TTAST)社では、パレットの在庫管理にかかる工数削減とより正確な在庫数の集計のために導入している。

従来は各現場で紙の受払票を記入し、それをエクセルに打ち込んで管理していたため、リアルタイムに正確な在庫数を把握することが困難だった。PACS PLUSを導入することで、iPhoneを使って複数パレットを遠距離から一括で読み取れようになり、実績収集・集計工数が大幅に削減。リアルタイムにパレットの現在庫を把握できるようになった。

某3PL事業者では、クライアントである組立メーカーの生産計画に基づき、ジャストインタイムでの部品出荷が求められる中、輸送に必要な通い箱の残数確認や、クライアント工場での当日の生産状況を可視化する目的で導入された。誰でも使いやすいUIを活かし、生産進捗をリアルタイムに共有して当日の出荷量を調整することで、工場での部品の過剰在庫を防ぐことに成功した。

日本本国においても、大手自動車部品のエフテック社ではサービスパーツの在庫管理及び棚卸管理、大手自動車メーカーの物流子会社である某社では物流資材・容器のグローバル在庫管理の効率化など、その他、食品・飲料メーカーや官公庁などでも多くの導入実績が生まれている。

高精度AIで手書き文字を認識 作業効率を大幅向上〜swifT PLUS〜

AIを利用したOCRシステム「T-check」の処理工程

タイでは日常業務で多くの書類が使われ、手書きの文字などを目視でデータ入力する作業もまだまだ行われている。東計電算では、手書き文字対応の読み取りツール「Script-Ex」を新開発。文字(Script)+AI分析(Examine)の名の通り、高度なAIを用いたOCR(光学文字認識)技術によって、従来より読み取り精度を飛躍的に向上させることに成功した。納品書や送金明細などのPDFデータを1分間に約10枚、98%の識字率で文字コードに変換し、所定のエクセルフォーマットで出力することができる。伝票目視によるシステム入力時間やタイプミスなど、管理者の目につきにくい無駄を削減し、空いた時間を本業に活用することができる。

日本では、AI-OCRによる手書き書面のデータ化を始点に、自社システムのデータとの照合、数量差や金額差などの違算検知処理までをRPA(Robotic Process Automation)化する事例も増えており、自動車部品工業会に参画する大手企業をはじめ、多くの企業での導入が進んでいる※。

AI-OCRでデータ化したファイルを会計ERPであるswifT PLUSへ連携することも可能。例えば輸入製品明細や支払明細書などをデータ化し、会計システムへ取り込むことで入力工数を削減することができる。

swifT PLUSは昨年タイの財務省歳入局から税務会計ソフトの認定を取得。タイにおける経理会計システムとしての利用は当然、クラウドによるリモートワークの基盤として、またERPとして業務情報を集約し、見積案件の進捗や営業毎の受注/売上粗利などのデータ分析、債権債務の効率的な管理に貢献できる。また、swifT PLUSを活用した経理・会計業務の内製化を進めることで、一般的なタイでの記帳代行サービスと比較し、約30日の月次決算の早期化が実現可能となる。

現場からの情報の入力・収集をより効率化し、日/英/タイ語によるクラウド基盤でのリアルタイムな情報共有により、コロナ禍における「より早く経営状況を把握し、次の行動へ活用したい」というニーズへの1つの解決策となる。

長年培われたノウハウを活かして製造業や物流業向けにさまざまなソリューションを提供する東計タイランド。最近では企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)も盛んに謳われている。東計タイランドの早坂氏も「現場の業務と先端技術を結ぶタッチポイントとして、お客様の業務効率化に貢献したい」と意気込む。

※データ照合エンジン(T-check)は東計電算で特許出願中。 タイ語文字の読み取りも次期バージョンで対応される予定。

 


PACS PLUS / 事業開発責任者 松林 栄次 氏
PACS PLUS / 事業開発責任者
松林 栄次 氏

General Manager / 執行役員 佐野 真樹 氏
General Manager / 執行役員
佐野 真樹 氏

System assistant manager 早坂 敬 氏
System assistant manager
早坂 敬 氏

営業アシスタント 大原 ゆかり 氏
営業アシスタント
大原 ゆかり 氏

会社情報

株式会社 東計電算のロゴ

TOUKEI(THAILAND)CO., LTD.
Bhiraj Tower at BITEC 23rd Floor, Room no. 23065, 4345 Sukhumvit Road, South Bangna, Bangna, Bangkok 10260

■ タイ窓口(早坂)
Tel:+66(0)91-726-4301
E-mail: haya2499@toukei.co.jp

■ 日本窓口(佐野)
Tel: +81(0)44-430-0743
E-mail: sano1531@toukei.co.jp

提携パートナー
SME Multi Consultant Co., Ltd.(会社案内PDF)

Room No. 607-609, 6th Floor, Yada Bldg. 56 Silom Rd. Bangrak, Bangkok 10500

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