優秀なタイ人秘書を活用するオンラインサービス「Cloud Hisho」面倒な雑務はすべて丸投げ!?

XQUEST (Thailand) Co.,Ltd.
代表取締役 陽田伸行

 人件費が高騰するタイで常勤の秘書をで雇おうとすると、「労働者保護法の順守」「手厚い福利厚生」などが求められ、日系企業にとってコスト面で大きな負担となる。ただ、総務・人事・経理などに加えて、タイ語による社内外資料作成など、日常業務の中でタイ人の通訳者や秘書の存在が不可欠となっている。

 概して、企業は優秀な人材を探す手段として、求人広告の掲載か、人材紹介会社の利用かの二者択一を迫られるが、「弊社は第3の選択肢として、複数の企業に秘書をシェアしていただく役割を担っています」とエックスクエスト(タイランド)の陽田伸行代表取締役は説明する。

 ネット環境が整備され、ビデオ会議ツールの「ズーム」や、「スカイプ」、「LINE」などを活用して、出勤せずに日常業務に対応できる時代に突入。同社は正規採用せず、本当に必要な時なだけ、タイ人秘書に遠隔リモートワークでアシスタント業務全般を依頼できるオンラインサービス「Cloud Hisho」を提供している。 

 登録している秘書の大半が社会人経験がある30歳前後。特に日本への留学経験のある秘書は、日本人特有のあうんの呼吸や空気を読むことに長けている。

 基本的には在宅勤務だが、契約時間内であれば、政府機関や企業訪問に同行することが可能なので、通訳や交渉で強い味方となる。現在、製造業からの問い合わせが殺到しており、無料トライアルを実施中。陽田氏は、「無駄な人件費や時間の削減にも寄与します」と既成概念にとらわれない、新たな選択肢を提供する。

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