タイ国日本人会、総額137万バーツをタイの13団体へ寄付

タイ国日本人会(会長:島田厚)は、昨年9月に実施されたタイ国日本人会チャリティーバザーの純益金や企業・団体・個人からの現金寄付を集めたチャリティー基金より、2019年度として総額137万6,660バーツ(約470万円相当)をタイの福祉・孤児施設、NGO団体など13団体へ寄付することを決めた。

昨年12月に初めて寄付先の一般公募を実施し、約15団体より申請があった。寄付支援先選定に関しては、日本人会チャリティー基金運営委員会(委員長:西村祐一)が約2カ  月をかけて、厳正なる審議の上に決定した。

今年度は、同チャリティーバザーで200以上の企業・団体・個人より、現金・商品・手作り品寄付・出展・手伝いなどの支援があり、純利益が前年比77%増の116万3,300バーツに達した。加えて、昨年12月に在タイ日本国大使館の佐渡島前大使が描かれた絵画35点の寄贈(52万6,000バーツ相当の寄付)などを原資として、新規6団体を含めた13団体へ137万6,660バーツを寄付。事務局長の熊本奈々子氏は、「ご寄付いただきました皆様に感謝申し上げます」とお礼の気持ちを伝えた。

寄付の用途としては、クロントイ・スラム地区の幼稚園や非行防止のサッカー活動、青年向けのワークショップ費用、人身取引被害者・ハンセン病・HIV/AIDS孤児などへのワークショップや奨学金活動、孤児院・盲学校への設備費用など、国内の約2,000名を対象とした活動に広く活用する考えだ。

3月2日には、日本人会本館にて最初の寄付先となるプレー盲学校に、チャリティー運営委員会の西村委員長よりタイ王国上院議員のモンティアン・ブンタン氏(プレー盲学校理事長)に23万バーツを贈呈した。

タイ国日本人会は、創立1913年の世界でも歴史のある日本人会組織で、チャリティー基金は1973年に日本人会創立60周年を記念して設立された。 これまでタイ国内の50の団体へ、総額2,800万バーツ以上(1992年~2019年までの累計)の寄付を行ってきました。

18年には、日タイ修好130周年記念として過去最高額となる800万バーツ相当の献血車の寄贈をタイ赤十字社に行った。タイ国日本人会は、これからもタイ社会と長きに渡って友好関係を継続し、在タイ日本人社会を代表して、タイ社会への感謝の気持ちを込めて、社会貢献活動を展開していく考えだ。

問い合わせ先:タイ国日本人会事務局 熊本
Tel: 0-2236-1201 E-mail:kumamoto@jat.or.th

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