日タイ支援機関(JFC、JCC、BOI)、ビジネス商談会を開催

日本政策金融公庫(JFC)、バンコク日本人商工会議所(JCC)、タイ投資委員会(BOI)は1月30日、協力機関とともに、「第12回 日タイビジネス商談会」を開催した。

タイに進出している日系企業とタイ企業の取引拡大の支援を目的としており、参加企業数は年々、増加。会場となったバンコク国際貿易展示場(BITEC)には、約400社(バイヤーとサプライヤーの合計)が集結し、用意されたテーブルで商談に臨んだ。

申し込み企業の希望に基づく事前マッチング制を導入しており、サプライヤーとして参加したサワヤ(タイランド)の平木良和ゼネラルマネージャーは、「今回初めて参加したが、規模の大きさに驚いた。この機会を是非、活かして新たな取引先を開拓したい」と意気込んだ。

タイ政府は産業の高度化を目指す経済政策「タイランド4.0」を推進しており、東部経済回廊(EEC)に新たな産業が生まれようとしている。JFCの田中一穂代表取締役 総裁は、「日タイ両国の経済関係は、益々深まっています。取引のある中小企業のタイ進出は年々増えており、新たな経済政策が日系企業に恩恵をもたらすことを期待しています。今後に向けて、有意義な商談会になることを願っています」と述べた。

同商談会は、旧中小企業金融金庫とSMEバンクが03年に締結した(APEC域内の中小企業金融に携わる金融機関間の協力に関する)覚書に基づく事業協力の一環として、2006年に初めて実施。自動車部品、電気・電子部品などを中心に、幅広い業種が参加する国内最大規模のビジネスマッチングイベントに成長した。

 

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