KDDIでは2023年春をめどに、バンコクにデータセンター「TELEHOUSE Bangkok」を新設する。「TELEHOUSE」ブランドのデータセンターとしては、東南アジアで最大規模となる。投資規模は約100億円。
データセンターは3階建てで延べ床面積は9,000㎡。タイ国内通信事業者の主要ネットワーク設備の設置を予定し、世界各国とタイの相互接続がしやすい環境を構築。バンコク初の4ルートからの通信回線引き込みにより、災害などさまざまなリスクにおいても通信を途切れさせない高い冗長性を実現する。
新型コロナウイルスのパンデミックによるデジタル化の加速に伴い、パブリッククラウドの需要が増大。タイでもデータセンター市場の年平均成長率が27%で、今後さらなるニーズの高まりが予測されている。
KDDIでは1987年にアメリカで設立して以降、「TELEHOUSE」ブランドのデーターセンターを世界10カ国以上、45拠点以上で展開している。タイには2021年にTELEHOUSE (Thailand) Ltd.を設立していた。