2020.08月号

ArayZコラム

7月28日決算発表の株式会社コメリ、株価急伸-タイの子会社情報

8月に入り、2020年度第1四半期(4月~6月)の決算発表時期の真っ只中にあります。連日のように決算発表をニュースで目にしますが、新型コロナウイルスの影響もあり多くの企業が芳しくない状況です。一方で、好決算が相次いだテーマとして「ホームセンター」が再注目されているようです。

 

7月13日に決算発表をしたコーナン商事は、営業利益が108億円で前年同期比68.4%増、28日に決算発表をしたコメリは、営業利益が124億円で前年同期比74.3%増といずれも大幅増益となりました。

 

コメリによると、外出自粛要請により巣ごもり消費需要が高まり、家庭菜園関連商品や、DIY関連商品が好調だったことが好決算に影響しました。また、販売しているマスクやアルコール消毒液といった感染対策商品の需要も増加しており、今後も増収基調が継続できると見込んでいます。また、農家向けの農業用品が豊富なのが特徴です。

コメリの株価は決算発表翌日の29日、一時9.26%高となりました。好調な決算発表により、連日年初来高値を更新しています。

 

 

そんなコメリの子会社がタイにあると知り、タイでの活躍についても興味が持ち調べてみました。

見つけたニュースは“2017年に三井物産と業務提携を結び進出、2018年にタイ国内で初の店舗をオープンさせる“という記事ですが、実際のところ現在1店舗目のオープンは出来ていません。

 

タイでのコメリの活躍として考えられるのは、もちろん巣ごもり需要の家庭菜園関連商品、DIY関連商品、またコロナウイルス感染症により需要が高まった感染対策商品の販促だと見込めます。

タイの特徴を踏まえると農業従事者の多さから、農家向けの農業用品が売り上げの多くを占めるのではないかと想定できます。タイは、国土の4割が農地であり、農業がGDPに占める比率・農地面積・農村人口など多くの関連指標は、他のASEAN諸国と比べても高いです。一方、農業従事者の教育レベルの低さや高齢化が国の課題です。

 

日本の農業用品が農業従事者の手に入るようになれば、タイ国内の課題は一部改善され、コメリがその一翼を担うかもしれません。今後のタイでの店舗展開・取り組みが期待されます。

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