中野陽介コラム

知ってる?アートの楽しさ!作品の中に隠れたメッセージ Vol.7 『黒の躍動』

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Vol.7『 黒の躍動』

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この絵は、僕が黒に負けて悪い事をしてしまった時に感じた世界を描いています。

身体に悪いものほど美味しかったり、悪女が美しく見えたり、漆黒に美しさを見たり、「醜悪美」という言葉があるように、強い魅力を放つ黒。

深い闇。
ねたみ。
そねみ。
ひがみ。
陰口。
意地悪さ。
エゴイズム。

いやらしい黒もまた、僕たちを誘惑し、生活の中に侵入してきます。
気を緩めると僕たちの清らかな魂はあっという間に黒に覆い尽くされてしまいます。

光があれば黒もある。黒があるから光も生きてくる。
光のために黒に抵抗し、黒から学び、黒を光のための新たな一歩のエネルギーに変えることが出来れば、黒も光も活き、世界が充実してくる。
そんな姿勢を忘れずに、これからも黒と健康的な関係を築いていきたいと思います。

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中野陽介
1987年福岡県生まれ。ロサンゼルス・シティ・カレッジ卒業。
ロサンゼルスで演劇と芸術を専攻、数々の映画製作と芸術活動に参加後、活動場所をバンコクに移動。
タイ上場企業に勤務しながら、バンコクで芸術家活動を継続。
2013年9月に「芸術研究所」を設立、バンコク初の「芸術討論会」を開催。
2014年、バンコクの街中で日本人初のアートデモを実施。2015年10月、個展「ART IS LOVE」を開催。
同年、岡本太郎財団主催「太陽の塔に対峙せよ!」アイディアコンペでは、応募総数150作品の中から、優れた28作品の1つに選出される。絵画、彫刻、アートデモ、書道、ブログなど、幅広い分野で芸術の素晴らしさを表現し、今後予定している数々のイベントに備えて活動中。
http://yosukenakano.com
http://art-geijutsu.com

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