段ボール製品の見本市、タイで2年ぶりの開催 規模を拡大、出展者・展示物とも大幅増

タイは東南アジアの製造拠点であると同時に、同地域の中心に位置する地理的な利点を生かしてメコン地域の物流ハブとなっている。道路、鉄道、空港、港湾などの輸送インフラは周辺国と比較して整備されており、高まる中間層の購買力を背景に、モノ(食品、書籍、化粧品から家電、電子機器、スポーツ用品まであらゆる製品・商品)の流れがより早く、活発化している。
そのモノを痛まないように包装して物流用に梱包する段ボール・折りたたみ式カートンの国際見本市「CCEサウス・イースト・アジア – タイランド2018」が、9月5日(水)~7日(金)の3日間、バンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催される。主催者であるMack Brooks Exhibitions Asia Ltd.のガノッワラー・アヌタラワット氏に、ハイライトを解説いただいた。

Q 「CCEサウス・イースト・アジア – タイランド2018」の概要について。

東南アジアで唯一の段ボールに特化した国際見本市です。英国のMack Brooks Exhibition社が企画・運営を担当し、タイでは2016年に次いで2回目の開催となります。

今回は世界各地から120以上の主要サプライヤーが参加し、最新鋭の製造機械やソリューションを紹介。出展者・展示物数ともに前回から増加し、会場の規模も4割増しとなります。出展されるのは、製造・加工(湾曲、打ち抜き、切断)機械、資材から設計、印刷、保管までと幅広い需要に応えます。

Q 第1回の反響はいかがでしたか?

出展者を含む来場者は、27ヵ国から約3,700名にのぼり、「資材と消費財」「折りたたみカートン加工機」「印刷機器」などに高い関心を示していました。国別では、タイに続いてマレーシア、インド、シンガポール、ミャンマーからの来場者が多かったです。

第2回となる今回は主に、食品・飲料、家具、輸送・物流、化粧品、印刷、薬品、家電、電子製品、たばこ、包装業界からの来場者(主に経営者、管理職、技術者)を見込んでいます。

Q セミナーなど、会期中のイベントはどのようなものが開催されますか?

“BUILDING A BETTER BOARD”をテーマに連日、各種セミナーが開催されます。最近の業界トレンド、最先端の技術の紹介と、印刷などの生産工程を含む工場管理のソリューションを探っていただけるはずです。

1日目(9月5日)は、「Innovation and Technologies of Corrugating Line and Component(紙などのシート状の材料を所定の形状に切断するロータリーダイカッターに関してなど)」、2日目(9月6日)は「Advantages of Machine Control System and Factory Waste Management(工場の安全基準や廃棄物の削減など)」、3日目(9月7日)は「Upcoming Trends Related to the Corrugated and Folding Carton Industry(段ボール産業の成長が小売業に与える影響度など)」をテーマに行われます。公式サイトで事前登録を受け付けていますので、是非ご参加ください。


Mack Brooks Exhibitions Asia Ltd.
Senior Manager
ガノッワラー・アヌタラワット

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