タイ工業省 日系自動車部品業界の投資拡大を後押し

マニュファクチャリング・エキスポ2015 SITE MAP

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6月24日から27日の4日間、バンコク国際展示場(BITEC)で自動車部品と製造機械・技術に関する展示会、『マニュファクチャリング・エキスポ2015』が開催される。
30ヵ国から約1800のメーカーが集結し、最新の技術、製品を展示。中国やシンガポールなど6ヵ国によるパビリオンも設けられ、来場者は5万2000人を見込む。

マニュファクチャリング・エキスポ2015は金型製造の「インタモールド・タイランド」、自動車部品製造の「オートモティーブ・タイランド」、そしてオートメーションと組立技術の「アセンブリー&オートメーション」と、3つの国際展示会から構成される。
また期間中は、製造部品の供給ハブに関する「インダストリアル・コンポーネンツ&サブコントラクティング」、表面加工や塗装に関する「サーフェス&コーティング」、組立・計測、試作技術や電子製造の「ネプコン」も同時開催。自動車と自動車部品、電機関連製造業にとって見逃せないイベントだ。

東南アジアを代表する生産拠点・タイ 日系自動車部品業界の投資拡大を後押し

部品から完成車まで日系自動車関連業が工場を集中させるタイは、東南アジアの中心として、ASEAN域内だけでなく域外(インド・中東・アフリカ)を見据えるうえでも重要な拠点だ。
年々変化を遂げる事業環境に、どのように対処し投資していくかが重要となる。

4月、マニュファクチャリング・エキスポ2015の日本プレスカンファレンスが東京で開かれた。当日はタイ工業省工業振興局のPanuwat Triyangkulsi博士、東京都中小企業振興公社の須崎数正氏、Reed Tradex社のSuttisak Wilanan氏らが参加。駐日タイ王国大使館のBhakavat Tanskul大使は「タイ政府による、日本からタイへの全面的な投資支援」と題した基調講演を行った。

環境の変化をチャンスに

日系自動車関連メーカーは部品からエンジン、完成車まで多くの工場をタイに持ち、市場的にも日系メーカーの独壇場だ。しかしながら、世界有数の成長市場である東南アジアへの欧米・新興国メーカー進出に加え、労働コストの上昇や少子化による生産年齢人口の減少といったタイ国内の変化、インドをはじめとするASEAN域外の周辺国とのFTA(自由貿易協定)の締結など、タイでの事業を取り巻く環境は変化している。
これらの変化に適応していくには、コスト対策のための最新テクノロジー導入や、現地人材の育成、また、各国によって異なる消費者のニーズを捉えるための研究・開発(R&D)への注力が肝心。新規進出企業には、現地企業とのパートナーシップ構築も重要となる。
同展示会では、オートメーションやコンピューター制御などのさまざまな技術と、それらをオペレートするタイ人熟練技術者が一堂に会するほか、他企業との関係構築機会のプラットフォーム機能も兼ね備える。

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TEL: 02-686-7222
E-MAIL: manufacturingexpo@reedtradex.co.th

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