生産、物流現場カイゼンの 知恵を学ぶ

vol.4 従業員教育の予算

生産、物流現場カイゼンの 知恵を学ぶ vol.4

あっという間の1年でしたね。皆様の会社ほど大きくはありませんが、弊社も2020年度の売上予算、経費予算などを組んでいる最中です。

弊社では日本本社の承認などは必要なく、誰にも気兼ねなく作れる気楽なものではありますが、それなりに時間をかけています。毎年絵に書いた餅にならないようにしていますが、なかなか大変な作業になりますね。

今回のテーマは、「従業員教育費は毎年どれくらい予算化されていますか?」です。

会社の売上や景気が悪化してくると、真っ先に削られてしまうのが従業員教育費です。では、一般的にはどのくらいの費用がかけられているのでしょうか。

日本の産労総合研究所の18年度調査によると、一人当たり47,138円を1年間の教育研修費用として予算を割り振っているとの結果が出ております。

もちろん、従業員数の多い少ない、製造業、非製造業の違いはありますが、おおむね一人当たり4万~5万円程度を予算化しており、前年度の比率で16%~51%の伸びを示しております。詳しい調査内容が知りたい方はご連絡ください。無料で資料を提供します。

そうなると、従業員が1,000人の会社は47,000円×1,000人=4,700万円が年間の教育研修費となります。

そんなに多いのか! と驚かれたのではないでしょうか。データとしては日本国内の回答企業の平均ですので、一概に海外拠点などとは比べられないと思いますが、参考にはなる数値と思い、シェアさせていただきました。

皆様の会社で一人当たり4万~5万円程度を教育研修費用として予算化されていますか?

タイでは従業員のモチベーション向上に寄与するいくつかの要因の中に、トレーニングがあります。給料満足度や福利厚生充実度、昇進評価よりも平均的に上位に位置付けられています。こちらも詳しい調査内容が知りたい方はご連絡ください。無料で資料(出所:イエウリ・タイランド)を提供します。

従業員のモチベーションが高い会社は総じて、このトレーニングに大きな予算を毎年割り振っている傾向がとても強いです。

来年度の業績、利益の向上を強く望まれるのであれば、従業員教育費、トレーニングの予算を見直されてはいかがでしょうか。

どんなトレーニングをしているのか分からない。効果が出ているのか不明。前年通りで構わない。。。そんな状態であれば大幅に見直されてみることをお勧めします。

今月はここまでです。ご意見やご感想をいただけると、とても励みになります。お待ちしております。

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当研究会ではさまざまな従業員教育用のトレーニングを開催しております。
詳しくはkadowaki@a-solsh.comまでご連絡ください。「あれが買えない」なども当研究会のネットワークで探してみせます。

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現場カイゼン診断士 門脇 圭 プロフィール写真
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
現場カイゼン診断士 門脇 圭
タイ、中国、マレーシア等在外合計26年、1,600社超の生産・物流現場のカイゼン処方箋を提供。カイゼン事例多数。2003年に生産、物流現場カイゼン研究会(a-Sol上海)を設立し、その後、香港、東京に拠点を拡大する。13年には一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会を設立し理事長に就任。15年にa-Sol Thailandを設立。その後、タイCPグループのPanyapiwat Institute of Management大学にて現場カイゼンに関する講義を実施など活動を広げ、現在は芝浦工業大学の特別講師も就任。

当研究会は「現場」で様々な問題を抱えている皆さんに「現場カイゼンシステム」を使っての問題解決や、トヨタ生産方式(TPS)を活用するカイゼニストとの「現場カイゼン活動」を通じて問題を解決することが仕事です。

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