ArayZオリジナル特集

経済発展の礎と未来 タイ財閥

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仏カジノ傘下のタイ小売り大手ビッグC、TCCが買収

仏小売り大手カジノは、同社傘下のタイ小売り大手ビッグCスーパーセンターの株式58.6%をTCCに約1,221億バーツで売却すると発表。買い手にはセントラルグループやCPグループなどが挙がっていた。(2016年3月21日・ロイター)

みずほ銀行とCP、日系企業の海外展開支援で業務協力

みずほ銀行は、CPグループと日本企業の海外展開の支援を目的にした業務協力を行う覚書を締結。CPグループが邦銀と業務協力を締結するのは初となる。(2016年3月31日・みずほ銀行公式発表)

タイ・ビバレッジがベトナムビール大手2社に出資、東南アジアでの拡販急ぐ

TCCグループのタイ・ビバレッジは、主力商品「チャーン」の現地拡販に向け、ベトナムビール醸造大手のサイゴン・ビールとハノイ・ビールの株式取得についてベトナム政府からの手続きを待っている状況であることを発表。ミャンマー進出にも意欲を示した。(9月13日・バンコクポスト)

キングパワー、タイ・エアアジアの経営参画

キングパワーは、タイ・エアアジアに55%出資するアジア・エイビエーション(AAV)の株式39.8%を79.5億バーツで取得し、マレーシアの格安航空(LCC)大手エアアジアのタイ法人タイ・エアアジアの経営に参画した。(2016年6月14日・両社公式発表)

ITモール「パンティップ」がリニューアルオープン

TCCが所有するバンコク・プラトゥーナムに位置するIT関連ショッピングモール「パンティッププラザ・プラトゥーナム」が、「パンティップ・プラトゥーナム」としてリニューアルオープンした。同モールはアメリカ通商代表部(USTR)の年次報告において、コンピュータソフトウェア、映画、音楽などの海賊版ソフトの販売箇所として度々、指摘されている。(2016年8月8日)

量販ストア「マクロ」、海外事業を強化

2013年にCPグループ傘下で、コンビニエンスストア「セブンイレブン」を経営するCPオールがオランダ系企業から買収した量販ストア「マクロ」を運営するサイアム・マクロがインド展開を発表。既にタイ国内では100店舗以上展開しており、16年にはカンボジアへ進出、今後もラオス、ミャンマー、インドネシアなどへの進出が検討されているという。(2017年1月20日・同社公式発表)

【参考資料・文献】
【書評】広島大学・山下彰一「末廣昭、南原 真著『タイの財閥—ファミリービジネスと経営改革—』同文館1991年刊」

末廣 昭著「タイの企業組織と後発的工業化:ファミリービジネス試論(発展途上国のビジネスグループ、第1章、pp. 27-72)」アジア経済研究所 1993年7月刊

星野妙子編「ファミリービジネスの経営と革新 アジアとラテンアメリカ(研究双書)」(第4章タイのファミリービジネスと経営的臨界点−存続、発展、淘汰・生き残りの論理−末廣 昭著)アジア経済研究所 2004年刊

末廣 昭著「ファミリービジネス再論 : タイにおける企業の所有と事業の継承(アジア経済、44(5/6)、pp. 101-127)」アジア経済研究所 2003年5月刊

桂木麻也 著「ASEAN企業地図」翔泳社 2015年11月刊

日本経済新聞「私の履歴書(タイ・CPグループのタニン・チャラワノン会長)」

伊藤忠商事株式会社ウェブサイト(www.itochu.co.jp)

Forbesウェブサイト「TheWorld’sBiggestPublicCompanies」(www.forbes.com/global2000/list/)

ほか、各企業ウェブサイト、各種報道より

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