英週刊誌「エコノミスト」 社会革新サミット開催

世界の政治・経済ニュースをリードする英国の週刊誌「エコノミスト」は10月3日、バンコク市内でサミット会議「Social Innovation in Action(行動の社会革新)」を開催した。社会の変化を推進しているビジネスリーダー、政策立案者、社会起業家らが、「社会革新は経済成長を生み出すことができるのか」「従来のビジネスをどのように変えるのか」「2030年までにどのような社会革新が起こるのか」といった好機や差し迫った課題について意見を交換した。

同誌によると、企業革新と同様に社会革新は、複雑で手に負えない世界的な課題に新しいアイデアを応用することで価値を生み出す。企業は株主に利益をもたらすのではなく、より広く社会に利益が配分することが求められているという。

民間部門、社会起業家、公共部門および市民社会間の連携が必要だが、長期的な思考と熟練した技能を持つ人材(特にデジタル人材)の不足が課題となっている。一方、アジアにおける社会的および環境意識の高まりを背景に、新興の企業・社会勢力が、建設的な変化をもたらす大きな可能性を秘めていると強調した。

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