Jリーグの清水エスパルス、タイ代表FWティーラシン加入会見をタイで開催

タイのプロサッカーリーグ、タイリーグのムアントン・ユナイテッドから日本のJリーグ、清水エスパルスへの完全移籍が発表されたタイ代表FWティーラシン・デーンダーの加入会見が2月5日、バンコク郊外のSCGスタジアムで行われた。

会見に出席した清水エスパルスの大熊清GMは「(ティーラシンには)チームに相乗効果をもたらしてくれる経験、技術、人間性がある。チーム力を上げ、精神的な支柱になってくれると思っています。Jリーグを代表する選手になるようにチームとしてしっかりサポートしたい」と挨拶した。

ティーラシンの背番号23については「過去に岡崎慎司や北川航也といったFWの選手が付けた伝統ある背番号。期待値と彼の人間性を含めて、選びました」と理由を説明。また、タイのサポーターに向けて「タイの皆様にも日本へ来て、清水エスパルスの一員として彼と一緒に戦ってもらえれば光栄です」と語った。

ティーラシンは「アジアでNO.1のリーグでプレーする機会を再びいただき、清水エスパルス、ムアントン・ユナイテッドに感謝しています。少しでも早くチームにフィットできるよう、戦術を理解し、チームメイトともコミュニケーションをとるなど、努力していきたい」と話した。

今回、10年以上を過ごしてきたチームと完全移籍で離れることになり、「このチームで様々なことを学び、成長してきました。ムアントン・ユナイテッドは私にとってもう一つの家です。常に温かくサポートしてくれたチーム、関係者、選手、サポーターの皆様に感謝しています」と述べた。

今年はティーラシンと併せて、チャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌)、ティーラトン・ブンマタン(横浜Fマリノス)といったタイ代表の中心選手3人が再びJリーグでプレーすることになり、タイでのさらなる注目度向上が期待される。

Jリーグメディアプロモーション、海外事業部の小山恵氏は「昨年末に調査したタイでのJリーグの関心度は過去最高値だった」と話す。タイ人の選手が清水エスパルスに加入するのは初めて。「静岡には富士山をはじめ観光資源もたくさんある。より多くのタイの方にJリーグを観戦に来ていただければ」と期待する。

今年のJリーグは2月21日開幕。清水エスパルスは23日にホームでFC東京と対戦する。

清水エスパルスのFWティーラシン

 

 

 

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