「タイは困難を乗り切る」タイ字紙創刊17周年記念フォーラム 

2020.02.07

英字紙などを発行するバンコクポストグループは2月6日、タイ字紙「ポストトゥデー(現在電子版のみ)」の創刊17周年を記念して経済フォーラムをバンコク市内で開催した。米中貿易摩擦やバーツ高による輸出減、収束しない大気汚染、20年度予算執行の遅延、コロナウイルスの感染拡大による観光客減などを背景に、国内の景気が急速に減速するなか、プラユット政権の主要閣僚らが国民に動揺しないよう呼びかけた。

ソムキッド経済担当副首相は、「昨年3月の総選挙後は嵐が来て去ってまた嵐が来る状況が続いている。だが、タイはすべての困難を乗り切る」と自信を示した。前日に政策金利(翌日物レポ金利)を過去最低の1%に引き下げたほか、新たな投資奨励策を導入するなど、民間企業の支援を強化。デジタル技術を活用した製造部門の改革の必要性などを強調したソムキッド副首相に次いで登壇したウタマ財務相も、5G導入による電子決済サービスのさらなる普及などを指摘した。

スウィット高等教育・科学・研究・革新相は、タイは出生率に低下による大学生数の減少と創造的破壊という2つの脅威に直面。大学は生涯学習を提供する教育機関に変貌する一方、国民は時代に対応したスキルを有することが求められていると述べた。

3年ぶりに1500ポイントを割り込んだ株価指数。タイ証券取引所(SET)のパコーン社長によると、上場企業の株式時価総額や一日当たりの取引高、新規公開株式(IPO)の規模などで近隣国よりも優位性を維持している。業種別で主要6空港を運営する国営のタイ空港公社(AOT)の株式時価総額が世界1位、サミティベート病院などを運営するバンコク・ドゥシット・メディカル・サービスが3位にランクされるなど、タイ企業の健全性をアピールした。

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