「第4次産業革命」 ASEANのビジネス機会と課題は

談笑するダト・リム・ジョク・ホイASEAN事務局長(右)とソンティラット商業相

タイ商務省とASEAN事務局は1月14日、バンコク市内でフォーラム「(第4次産業革命に関する特別会合) The Special Session on the Fourth Revolution」を開催した。今年のASEAN議長国を務めるタイは、様々なイベントや会合を開催する予定で、ダト・リム・ジョク・ホイASEAN事務局長による冒頭のあいさつに続いて登壇したソンティラット商業相は、「地域経済を推進するために、タイは“持続可能な社会のための連帯高度化(Advancing Partnership for Sustainability)”をテーマの下、“未来志向の分野“を特に重要視している」と述べた。 タイは産業の高度化を図る「タイランド4.0」政策を推進し、”中所得国の罠”からの脱却を目指している。

パネルディスカッションでは、タイの国家経済社長開発委員会(NESDB)、米経営コンサルティング大手のマッキンゼー、米コンピュータネットワーク機器開発で世界最大手のシスコシステムズなど官民の代表者が、同地域でのビジネス機会や今後の課題、サイバーリスク、スマートシティ、人材育成などについて議論した。今年の前半には、総選挙(2月もしくは3月)やワチラロンコン国王の戴冠式(5月)が控えており、第1回目の首脳会議は6月に開かれる見通しだ。

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