「第13回バンコク信金会」開催 信金中央金庫

信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫は9月18日、バンコク市内で「第13回バンコク信金会」を開催した。開会の挨拶を行った河島航一海外業務支援部長によると、今回は約250名が参加。ASEAN4ヵ国の現地銀行(タイはバンコック銀行)に行員を出向する形で、取引先企業の事業を支援している。また、信金中金が連携している中小企業基盤整備機構が運営する、日本の中小企業と海外の企業などをつなぐビジネスマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」を紹介した。

講師として招かれた国立タマサート大学政治学部客員研究員の水上祐二氏は、「タイ総選挙後の政治情勢と今後の展望」を題目に、多数党によるプラユット内閣の内情などを解説。野党・新未来党の解党、憲法改正、クーデター再発といった日系企業の事業活動に影響を及ぼす、流動的かつ不安定な政局が続く見通しで、経済の動向だけではなく政治の動きにも注視する必要があると付け加えた。講演会終了後には、参加者のネットワーク拡大を目的に、懇親と商談の場が設けられた。

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