中国ネット大手テンセント 動画配信サービスを強化

 中国のインターネットサービス大手テンセントの現地法人テンセント(タイランド)は14日、タイで動画ストリーミングプラットフォーム「WeTV」のサービスを強化することを明らかにした。海外で同サービスを展開するのはタイが始めてで、関連企業の「テンセント・ペンギン・ピクチャー」が中国で制作した人気の娯楽作品(ラブコメ、時代劇など)を年初から配信している。来年以降は四半期ごとにタイのパートナーと共同で2作品を制作していく考えで、国内市場で上位3位内を目指す。

 クリッティ・マネージングディレクターによると、タイ人は1日当たり平均で約9時間をインターネットで費やしており、世界でフィリピン、ブラジルに次いで3位。うち、35%以上を動画の視聴にあてる有望な市場だ。「WeTV」視聴者の85%が18~35歳の女性ということで、会場に登場した人気俳優の楊洋(ヤンヤン)が黄色い歓声を浴びた。

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