トヨタ、19年販売台数を33万台に設定、電動化を推進

トヨタ・モーター・タイランド(TMT)は1月22日、バンコク郊外で記者会見を行い、今年の国内販売目標台数を前年比4.7%増の33万台、市場シェアを33%に設定したことを明らかにした。

同社によると、2018年の他社を含めた新車販売台数は、政府による景気刺激策などが後押しし、前年比19.2%増の103万9158台と、5年ぶりに100万台を突破した。今年は3.8%減の100万台と予測。弱含みとなった中東・中南米諸国の経済を背景に、完成車輸出は同8%減の27万台となる見通しを示した。

生産面では、電動化を進める。タイ投資委員会(BOI)からハイブリッド車(HV)生産への優遇措置を承認されており、車両に搭載する電池の生産を5月よりチャチェンサオ県の工場で開始するほか、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の生産を検討している。

タイではここ数週間、微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染が深刻化。自動車の排気ガスが一因とされており、環境に優しい電動車への関心が高まっている。

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