工業団地大手WHA,「イースタン・シーボード3」販売開始

工業団地の開発・運営および電力や公共インフラサービスなどを提供する総合不動産開発大手WHAコーポレーションの子会社WHAインダストリアル・ディベロップメントは4月1日、バンコク市内で東部チョンブリ県ノンヤイ地区に位置する「イースタン・シーボード工業団地3(ES3)」の工場用地の販売を開始したことを明らかにした。総面積は2,198 ライ(1ライ=1600平方メートル)。バンコクから 国道3245線と344線でアクセスができ、同社最大の工業団地である「イースタン・シーボード工業団地ラヨン」と「イースタン・シーボード工業団地1」までわずか10キロ、レムチャバン深海港まで46キロと利便性が高い。

WHAが現在、開発・運営している10ヵ所の工業団地のうち、8ヵ所は東部経済回廊(EEC)内に立地しており、ES3はEEC委員会より次世代自動車、ロボティクス、航空宇宙部品産業などの投資推奨工業団地に指定されている。

また、最初の入居企業となる中国の浦林成山タイヤ(タイランド)と同日、土地販売契約を結んだ。工場は20年に稼動し、年産能力は乗用車用、トラック・バス用のラジアルタイヤがそれぞれ400万本、80万本となる見通し。WHAグループのジャリポーン会長は「浦林成山によるタイへの投資は、自動車産業にとって意義のある一歩で、EECが外国人投資家にとって魅力的であることが確認された」と自信を示した。

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