Book Review

Book Review 社長が紹介する、一冊 SIAM OHYAMA CO., LTD.

SIAM OHYAMA CO., LTD.
Managing Director 齋藤好胤
宮城県出身。就職したドラッグストアでヘッドハントされ、株式会社大山に転職。2011年の東日本大震災で被災したことをきっかけに、東京へ転勤。2014年よりタイ赴任、現在に至る。20代は地元・仙台のスポーツショップに勤務しながら、プロのスノーボーダーを目指して海外遠征する日々を送っていた。
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SIAM OHYAMA CO., LTD.
125 1st Fl., Marsi Hotel, Sukhumvit 101/1 (washiratum-satid 3), Bangchak, Phrakhanong, Bangkok 10260
www.ohyama.co.th

『上司は仕事を教えるな!』藤野祐美著 PHP研究所

※本書は電子書籍のみでのお取り扱いとなります。

日本の常識を破り、理想の上司になる

外資系企業で組織・人材開発に従事していた著者が、自身の経験や事例をもとに、部下が100%の力を発揮するため、上司がやるべきことについてまとめた本書。女性、年上など部下のタイプ別に具体的な支援方法を明かしている。

「タイで自分が上司となるにあたり、上司の顔色を伺いながら働く日本のやり方は通用しないと思ったんです。書いてある内容が、まさに自分が考える理想の上司像だったので、この感覚は間違っていないんだと背中を押してもらえました」。
化粧品卸という事業柄もあり、齋藤社長の部下は100%タイ人女性。そこで自分は日本人男性だからと距離を置くのではなく、積極的に声をかけ、雑談を引き出し、コミュニケーションを取るようにしているという。その結果、赴任4年目にして採用者の離職者ゼロという、理想の組織を実現している。

「年に1、2度の面談よりも日々の会話が大事、質より量です(笑)。仕事上での上下は、人間としての上下ではありません。自分の仕事を支えてくれている部下に感謝し、朝から気持ちよく働いてもらえる環境を整え、彼らの生活向上を考えるのが上司の仕事。聞いてほしい、認めてほしい願望のあるタイ人の特性に合わせた接し方、伝え方で信頼関係を築くことで、部下に責任感が芽生えました。お互いに完璧を求めすぎて共倒れしないよう、妥協や諦めも時には必要です。異文化コミュニケーションの方法を学んだ一冊でもあります」。

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