「デジタル・マーケティング・アジア 2019」ソーシャルメディア活用が成功のカギ

インターネットでデジタル媒体を活用する手法である「デジタルマーケティング」による最新の戦略などを議論・意見交換する「Digital Marketing Asia 2019」が11月12~13日、バンコク市内のホテルで開催された。デジタルメディア・広告の急速な拡大が、従来のマーケティング方法論を混乱させる一方で、タイの各ブランドはマーケティング戦略を変革させる新しい機会と捉えている。

食品宅配サービスの「Food Panda」、仏ホテル大手の「Accor」、格安航空「Thai Air Asia」、豪州の通信大手「Telstra」など、幅広い業種の代表者がスピーカーとして登壇。自社のデジタルマーケティングの取り組みや時代を先取りするなどを紹介した。

タイ財閥CPグループ傘下、トゥルーデジタルパークのチュシン氏は、「世界で人口の33%を占めるZ世代(13~23歳)市場を取り組むには、ソーシャルメディアでマーケティングキャンペーンを打つことが重要」と語った。この世代はせっかちで集中力が持続するのは8秒間のみ。中国の動画共有プラットフォームの「Tik Tok」の成功は、わずか15秒間の動画にあると指摘。また、ブランド・本物志向が強く、商品などを購入する際に、少なくとも5つの評価を読み、プライバシーを重視すると分析した。

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