フォードがタイに過去最大規模の投資 既存工場の設備更新に900億ドル

米のフォードは9億米ドル(約280億バーツ)を投資してタイの生産設備を増強することを発表した。同社のタイにおける過去最大規模の投資になるという。

次世代のピックアップトラック「レンジャー」及びSUV「エベレスト」の生産に向けてフォード独資のフォードタイランドマニュファクチャリング(FTM)と、マツダとの合弁で設立したオートアライアンスタイランド(AAT)の2工場の設備を更新する。また、サプライチェーンの強化に4億米ドルを費やす。

車体及び塗装ラインのロボットを、現行の2倍程度に増やし、生産性を向上させる。車体ラインの自動化率はFTMが34%から80%へ、AATが34%から69%に高まる。また、自動車メーカーとして初めて東南アジアにスキャンボックステクノロジーを導入し、組立工程で測定にかかる時間を1/5に短縮する。

 FTMでは生産シフトを2交代制とし、新たに1,250人を雇用。この結果、タイにおけるフォードの工場の従業員数は9,000人以上になる見通し。

 

 

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