旭化成、走るコンセプトカー「AKXY(アクシー)」が完成

【同社提供画像】

 
旭化成は17日、EVメーカーでるGLMとの共同開発により、「自動車の安全・快適・環境への貢献」をテーマとした旭化成グループの自動車関連部材を搭載したコンセプトカー「AKXY(アクシー)」を完成させたと発表。

このコンセプトカーの開発は、GLMと2015年から協議・制作を進めてきたもの。GLMのEVプラットフォームを活用することにより、実走行が可能な設計となっている。また、世界的に人気が高いSUVベースのデザインとし、顧客への訴求力を高めたコンセプトカーだという。

「AKXY」には、金属材料の代替として自動車の軽量化を実現するエンジニアリング樹脂や、快適性に優れるカ―シート用人工皮革、各種音声処理技術を利用した車内コミュニケーションシステムなど、旭化成の多岐にわたる部材やシステムを27品目搭載。その多くは量産車への導入が可能なものだ。

また、ドライバーの脈波を無意識下で検出することができる非接触バイタルセンシングシステムや、車内の空気環境をセンシングするCO2センサーなど、安全運転や事故防止といった自動車業界のトレンドにおいて、今後実用化の可能性をもつ最先端技術も搭載している。

コンセプトカーの名称「AKXY」は、Asahi Kasei×You(顧客)=「AKXY」より命名。多くの日本国内外の自動車メーカーや、部品メーカーに旭化成の自動車関連素材・部品・システムを総合的に表現したコンセプトカーに直接触れてもらうことで、「旭化成と顧客が共に未来の価値を創造する」関係をいっそう強く構築していきたいという思いが込められているという。

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