バンコクフードシステム、福島県産桃20トンをタイで販売 風評払拭を目指す

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【同社提供画像】

 

株式会社バンコクフードシステムは今月上旬より、バンコクのスーパーやデパートにて福島県産の桃を販売する。専門販売員を配置、試食などを通して消費拡大を促進。また、品種をリレーしながら9月上旬まで販売を行う予定だ。

2016年5月31日、福島県の堀内雅雄知事がトップセールスのためにバンコクを訪問し、百貨店グループ関係者などと会談。福島県産桃20トンをタイへ輸出することで合意した。これによりタイへの県産桃の輸出量は昨年の1.3トンから約15倍に増加。昨年の日本全国からタイへの桃輸出量(約5.3トン)を見ても約4倍となる。

今回の取引を東南アジア諸国での県農産物の販売拡大につなげたい考えだ。堀内知事は「他農産物も出荷できるように努力を重ねる」とコメントし、福島原発事故の根強い風評の払拭を目指している。

販売はセントラルチットロム、セントラルワールドのほか、フジスーパー1・2・4号店、トップスマーケット24店舗、ヴィラマーケット2店舗、マックスバリュ9店舗など。

品種は、はつひめ(7月上旬~中旬)、日川白鳳(7月中旬~下旬)、暁星(8月上旬~中旬)、かつき(8月中旬)、まどか(8月中旬~下旬)、川中島白桃(8月下旬~9月上旬)を予定しており、価格は1個100~200バーツだという。

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