タイ法人の情報セキュリティ、どうやって管理する? IBM社とa2network社によるアドバイスを公開

Berry

突然だが、「BYOD」というワードをご存知だろうか?
“Bring Your Own Device”
ビジネスに個人使用の端末を持ち込む意味の言葉で、タイにおいては自身にも従業員にも心当たりのる人が多いように思う。

ビジネスに個人使用のモバイル端末を持ち込んだ場合に問題となるのが、情報セキュリティの漏洩だ。会社のパソコンに入っている情報を持ち運べるようになったことで利便性は上がった分、端末の紛失・盗難や従業員による情報漏洩時の対策が必要となった(法人登録の端末を個人使用する場合にも同じことが言える)。

 

セキュリティ対策への意識が低い東南アジア

そこで8月5日、バンコク都内ホテルで開催されたのがIBM社とa2network社による『モバイルセキュリティ・管理セミナー』だ。IBMのプロダクト統括マネージャーらがスマートデバイスをビジネスに活用する方法について解説したほか、ベリーモバイルを運営するa2networkの入江博幸氏は、「スマートデバイスの普及が進む一方(今後も増加の傾向が見込まれているにも関わらず)、情報セキュリティが置き去りになってしまっている」ことを指摘。

ハイスピードで経済発展中の東南アジアにおいては、インターネットやモバイルデバイスが急速に普及したため、意識管理が追いついていないのが現状だ。
海賊版も横行しており、安価でり、意識も低いことを理由に会社のソフトウェアに使用しているケースも多いという。そして多くの場合において、日本人管理者はその事実に気付いていない。

タイのマルウェア(ウィルスやワームなどの)感染率は日本の約19倍にものぼり、情報セキュリティの概念が日本とは異なるという意識を持つこと、情報漏洩時のリスクを認識することが第一歩なようだ。

 

初期投資なしで、信頼のおけるセキュリティソリューションを導入する

IBMシンガポールのWing Chan氏は、「今やモバイルなしにはビジネスは成立しないと言っても過言ではない」と述べ、世界中でタブレット、ウェアラブルデバイスなどスマートデバイスへの投資開発がトレンドとなっていることから、今後モバイルセキュリティは必須、重要性はさらに増すと強調。

また、企業情報を失った場合の損失の重大さについて考えるべきでると述べ、同社が開発したセキュリティソリューション『Wizberry(※)』が企業の信頼度を高める有効なツールでることを訴えた。

続いてIBMアセアンのHenry Victor氏は、社内にBYODがった時点でスマートデバイス内で公私を完全に分離して管理すべきだと述べ、『Wizberry』でれば個人デバイスのなかに仕事用コンテナを持つことで、高度なセキュリティのもとでスマートデバイスから社内情報にアクセス、編集ができる(閲覧、編集の制限など管理も可能)と同時に、場所によって使用範囲を限定する「ロケーションマネジメント」で、情報の漏洩を防ぐこともできると解説。

求める機能をカスタマイズして導入することも可能で、例えばウェブサイトの閲覧を制限したい、ファイル共有が不要なら除くなどのリクエストもできるため、業種を問わず、会社のポリシーに沿った導入ができることを説明した。
ちなみにスマートデバイスのOSも、iOS、AndroidだけでなくWindows Phone、Blackberryにも対応、価格は1端末月額120バーツからとかなり良心的だ。

最後に、a2networkのタイ代表を務める伊藤大己氏が閉会の挨拶において、「実はタイで初めて、IBM社のこのソリューションを導入したのがa2network。最新OSへの対応・初期投資無料なうえに安価なプライス・導入までのスピードに満足したが、唯一タイになかったのがサポートだったが、当社が『Wizberry』として提供を開始したことでサポートまでカバーできるようになった」とエピソードを公開。

IBM社が開発したソリューションを、在タイ邦人のモバイル環境を支え続けてきたベリーモバイルがサポートするという、安心が詰まった『Wizberry』。
今なら無料でトライアルもできるので、この機会に是非お問い合わせを。

https://www.berrymobile.jp/wizberry/

 

※IBM社とa2network社がコラボレート、提供するクラウド型モバイルセキュリティ管理ソリューション名

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