カーコンタイ第1号店オープン、日本の技術移転とタイ人技術人材育成へ

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カーコンタイ外観【同社提供画像】

 

自動車軽鈑金、車検など自動車向けトータルアフターサービスを提供するカーコンビニ倶楽部株式会社(以下、カーコン)は18日、バンコクにカーコンタイ第1号店をオープンした。今後、タイ国内において100店舗のFC展開を計画している。

カーコンでは、外国人技能実習制度を採用し、2012年12月タイのチェンライに研修センターを開校し、実習生の来日前の日本語や鈑金の基礎知識など研修を実施。また、カーコンが提供する「カーコン工法」は、カーコン独自の鈑金工法で、作業時間の短縮、仕上がりの品質の高さを実現したもので、同店には3年間の実習を終えた従業員も就業している。

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カーコンタイで研修する元実習生【同社提供画像】

 

同事業は、日本国内においては加盟店の人手不足を補完するひとつになり、タイにおいては、カーコンタイが実習生の働き口の受皿のひとつとなっている。カーコンとして日本技術の移転とともに、タイで不足している技術者の人材育成、および若手人材の雇用に繋げたい考えだ。

カーコンタイはタイ大手商社LOXREY Public Company Limitd(以下、ロクスレー)との合弁事業となる。ロクスレーの Dongchai Lamsam代表取締役社長がカーコンの技術および外国人実習制度で来日した、タイ人実習生の日本における鈑金技術習得について弊社直営店を視察。

その際、事業としての可能性やタイの鈑金技術向上と雇用への貢献につながると判断し、また、タイ国内の自動車アフターサービスの市場が拡大傾向でることから、カーコンは新事業として将来的な展望を見込み、2014 年にロクスレーと合弁事業を開始している。

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