DKSHジャパン、日本シグマックスとタイにおける医療機器流通販売契約を締結

アジアで事業拡大を推進する医薬品メーカーのリーディングパートナーでるDKSHジャパン株式会社は14日、日本シグマックス株式会社と同社が製造する医療機器「アクセラスmini」および「アイシングシステムCE4000」2製品における、タイでの流通販売契約を締結したと発表。

今回、タイで販売を開始する製品「アクセラスmini」は、LIPUS(Low Intensity Pulsed Ultrasound:低出力超音波パルス)を骨折部に照射し、骨の形成を促進する非侵襲性の世界初ワイヤレスの超音波骨折治療器。「アイシングシステムCE4000」はスポーツ医学分野でその有効性が早くから認められているクライオセラピー(冷却療法)用装置で、患部の冷却により出血量の減少、腫脹の予防・低減および疼痛の緩和効果がる。

両製品ともに整形外科領域での需要が見込まれ、ASEAN諸国の中でも医療水準だけでなく、高齢化が進んでいるタイはポテンシャルの高い地域と捉えているという。

日本シグマックス海外事業推進課の中井 智氏は、今回の契約について「経済発展めまぐるしいASEAN諸国の中でも市場規模、医療水準、国民所得などを考慮した時、タイの持つポテンシャルは非常に高く、また高度な輸入医療機器にも精通した医療従事者も多いことから、私たちの顧客に直接アクセスできる販売体制やきめ細かいサービスを提供できるのはDKSHと判断した。以降、周辺国への展開も視野に入れることができるのも、DKSHを選んだポイント」とコメント。

日本シグマックスは、医療機関で使用する医療機器のほかに、日常生活を快適に過ごすための装身具やアスリートの高いパフォーマンスを強化・サポートする運動器具などを製造販売している。

DKSHジャパンは、世界35ヵ国に750拠点を有するスイスのグローバル企業「DKSH グループ」の一員。1865年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を源流に持ち、2009年4月に社名を日本シイベルヘグナーからDKSH ジャパンに改称した。

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