《動画》高速・高精度化を実現するモーションコントロールシステム【富士電機】

 

富士電機は高速・高精度化を実現した新型モーションコントローラSPH3000Dと新型サーボシステムALPHA7を開発しました。これら新2機種とプログラマブル表示器から富士電機のモーションコントロールシステムは構成されています。

「従来の富士電機のモーションコントローラは、シーケンス制御とモーションコントロール制御がPLC一台でできることが特長です。これにより、システムのコストダウン、シームレスな制御による高速化、容易なカスタマイズを実現してきました。更なる高速化を目指してSPH3000Dを開発致しました。モーションファンクションブロックを高速化してCPUに内蔵することにより、同じ制御周期で2倍の軸数を制御できるようになりました。」

実績のる機械制御のノウハウをモーションファンクションブロックにパッケージ化することでプログラム開発の効率向上と信頼性の向上につながります。また、独自の通信技術によりプログラマブル表示器からサーボシステムまで省配線化を実現しています。さらに、新型サーボシステムALPHA7では、新制振制御による低振動化が大きな特徴です。高速・高精度な位置決め運転および低振動が要求される半導体製造装置やロボット、工作機械などの装置に適用され、生産性の向上と精密加工に貢献します。

「ALPHA7は、市場の高速・高精度化の要求に応えるためにシステム対応力を大幅に強化致しました。業界最高レベルの周波数応答3.2kHz以上を達成致しました。エンコーダについては24bitの高分解能を達成致しました。」

「従来はらかじめパラメータを入れることにより、振れない制御を実現していました。今回新たに、予測していない実際の振れを検出して、振れを抑える制御を追加致しました。これにより、制振制御が無い状態に比べて1/5から1/10程度、振動を低減することができました。」

富士電機は、プログラマブル表示器、モーションコントローラ、サーボシステムなどの単体製品の提供だけでなく、アプリケーションソフトも含めたモーションコントロールシステムでお客様にソリューションを提供していきます。

 

日刊工業新聞『ニッポンのモノづくり技術PR動画』
公開日:2017年2月15日

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