福山通運、マレーシア物流企業の株式を取得

福山通運株式会社は15日、マレーシアの物流企業でるE. H. Utara Holdings Sdn. Bhd.および、そのグループ会社でるタイの物流企業E. H. Utara (Thailand) Co. Ltd.の株式を取得、連結子会社にすることを発表。

E. H. Utara Holdings Sdn. Bhd.の子会社化を実現することで、福山通運の国際事業において新たにマレーシア・タイを中心とした事業の基点を構築し、これらを軸に同地域・周辺地域での更なる領域拡大も視野に入れている。また、E. H. Utara Holdings Sdn. Bhd.とそのグループ会社の強みでるクロスボーダー・トラック輸送のノウハウも活用しながら、福山通運グループにおける事業の多様化を推し進めることで、さらなる積極的な営業展開を図っていく考えだ。

東南アジア諸国は、アセアン経済共同体(AEC)の始動や環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の発効を控えて、域内・周辺各国における経済の活性化を背景にした物流インフラの必要性が高まっており、福山通運は国際事業における重要な地域として位置付けているという。

E. H. Utara Holdings Sdn. Bhd.は、1975年設立のマレーシアに本社を有する物流企業で、特に、マレーシア~タイ間でのクロスボーダー・トラック輸送に強みを持つ企業。自動車部品、電子製品、日用消費財などを主要貨物とし、現地企業のみならず日系他外資大手企業を主要顧客に持つなど、マレーシアを中心に幅広く事業を展開している。

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