ホンダ・エアクラフト、東南アジア地域でHondaJetの受注開始

Hondaの航空機事業子会社でるHonda Aircraft Company(以下、HACI)は5月21日、タイのバンコクに本拠を置くThai Aerospace Services(以下、TAS社)を東南アジア地域における初めてのディーラーに指定したと発表。TAS社は、40年以上の活動実績がり、今後はHondaJetのディーラーHondaJet Southeast Asiaとしてタイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、およびベトナムにおける同機の販売のほか、各種のサービスやサポートを行う。

HondaJetの開発責任者でり、HACIの藤野道格社長は「アジアでの市場性を検討してきた。東南アジアにおけるHondaJetに対する関心は非常に高く、またこの地域のビジネスジェット機市場の成長率は高いと予測されていることから、HondaJetへの潜在需要も高いと見ている」とコメント。

HondaJetは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などHondaの独自開発技術を採用した小型ビジネスジェット機。2015年12月にアメリカで納入が開始され、現在は、カナダとメキシコを含む北米、欧州、中南米および東南アジアで販売されている。2017年第1四半期には同機15機がデリバリーされ、小型ビジネスジェット機のカテゴリーでは最も多くデリバリーされた機体となった。

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